都立向島百花園(東京・墨田区)では現在、園内では春の訪れを告げるサクラソウの展示会を開催中だ。

 住宅街の中にひっそりと佇むこの庭園は、江戸時代の面影を今に伝える貴重な空間。

園内では、風に揺れる花々が穏やかな時間を演出し、200年に渡る歴史を感じさせてくれる。空を見上げれば木々の向こうにスカイツリーが望み、江戸風情と現代の象徴が同じ空間に共存する、ここならではの風景を楽しむことができる。

 現在、園内では「さくらそう会」が、ひと鉢ひと鉢大切に育てたサクラソウの展示会を開催。江戸中期から受け継がれてきた栽培技術で、花弁の細やかな色彩や形の違いなど多彩な品種をみることができ、薄紅色に染まる可憐な花から、純白に輝く気品ある姿まで、それぞれが異なる表情で春の喜びを奏でている。

 また、園内の池では子育ての季節を迎えたカルガモたちが、穏やかな水面に羽を休めている。梅雨の頃には、愛らしいヒナを連れた家族の微笑ましい散歩風景に出会えるかも。都心にありながら四季の移ろいを肌で感じ、日本古来の草花や野鳥たちとの出会いを楽しめる。

▼都立向島百花園(サクラソウの展示は19日まで)

▼所在地:墨田区東向島 3‐18‐3

▼開園時間:午前9時~午後5時(入園は4時30分まで)

▼入園料:一般150円、65歳以上70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)

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