日本スケート連盟の2025―26シーズン優秀選手表彰祝賀会が22日、都内で行われ、ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアで日本史上初の金メダルを獲得した三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)に特別功労賞が贈られた。この日は最優秀に相当するJOC杯など表彰ラッシュとなった「りくりゅう」。

三浦は「7年間大変なこともあったけど、2人で乗り越えることができて1人の人間としても成長することができた」。木原は「ペアを始めた13年前、引退の年にこのような賞を頂ける日が来るとは思っていなかった」と、喜びを語った。

 表彰の壇上、この日も「りくりゅう」による漫才の様な掛け合いで会場を沸かせた。今季、最も印象に残ったことを問われた三浦と木原。三浦が「やはり、普段泣かない龍一君が」と語り出すと、木原が思わず吹き出した。ミラノ五輪では、ショートプログラム(SP)のリフトでミスがでてまさかの5位発進。翌日フリーに向けた公式練習でも、木原がショックから涙が止まらないという状況になったが9歳下の三浦が支え、金メダル獲得につなげたエピソードがあった。「一度落ち込んでしまって、そこから取り戻すのは大変だったけど、7年間積み重ねてきたことを信じてフリーでは演技することができたので。龍一君の涙が一番、私は印象に残っています」と語ると拍手に包まれた。 マイクが渡った木原も「私も、五輪のフリーが一番記憶に残っています」とコメント。「普段は私が引っ張るタイプで、お兄さんだったけど、あの試合は、9割、三浦さんがお姉さんの立場に…」と言うと、ざわついた会場。「10割?」と木原が三浦を見ながら訂正すると、笑いが起きた。

「今まで見たことがない三浦さんのリーダーシップで引っ張って頂いて、三浦さんがいなければ金は取れなかった。璃来ちゃんがインタビューで『私がお姉さん』と話したので、そちらのイメージの方が強くなってしまったので、それを含めて僕の中では一番印象に残った試合になった」と、感動のシーンを振り返った。

 「りくりゅう」はこの日、JOC杯と特別功労賞をはじめ、東京運動記者クラブ・スケート分科会が選出する「スケーター・オブ・ザ・イヤー」にも選出された。今季限りでの現役引退を表明しており、今後は25日に五輪感謝パレード、引退会見などが予定されている。

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