香港チャンピオンズデー(26日、シャティン競馬場)のJRA海外馬券発売対象G13レースの出走馬とゲート順が23日、・発表された。海外競馬に精通するフリーライターの土屋真光氏は、ヴォイッジバブル(セン7歳、香港・Pイウ厩舎、父ディープフィールド)の共同馬主である藤沢忠義氏を取材した。

 昨年、31年ぶりに香港3冠馬(スチュワーズC、香港ゴールドC、チャンピオンズ&チャターC)となり、チャンピオンズマイルで大将格としてジャンタルマンタルなどを迎え撃つ地元香港のヴォイッジバブル。その共同馬主のうちの1人は日本人だった…!

 「仕事で仲良くさせていただいてる方が香港の馬主で、一緒にやらないかと誘っていただいたのがきっかけでした」

 そう話す藤沢忠義氏。タイで事業を起こし、香港に居住するようになって15年ほどになるという。

 「競馬は有馬記念やダービーでちょっと買うぐらいで、ほぼ知らないも同然でした。でも、武豊騎手とは同世代で、すごいなとは思っていました」

 香港では単独での馬主資格取得は簡単ではない。だが、シンジケート所有としてならば低いハードルで馬主となれる。そうして購入した最初の馬がヴォイッジバブルだった。

 「まず、香港クラシックマイルという大レースを勝ちました。それだけでもすごいのですが、香港ダービーも勝ったんです。それも単勝50倍ほどの人気薄でした」

 しかし、その場に藤沢氏はいなかった。

 「父が亡くなって葬儀のために日本にいました。父が力を貸してくれたのかなと思います」

 一気に人の輪も広がった。

ダービーオーナーの名は伊達ではない。

 「何しろ1頭目でダービーです。それがどれだけすごいことなのかは、ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』でも実感しました」

 その後はGIを6勝。昨年の香港マイルではソウルラッシュを下した。

 「やられた!と思ってからもう一度差し返してくれました。感動で震えましたね。今年に入って残念な成績が続いていますが、もうひと花咲かせてほしいです」

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