「葬儀の口コミ」などを運営するディライトは、葬儀でトラブルを経験した20~70代の男女78人を対象に実施した調査結果を公開した。
同社によると、国民生活センターに寄せられた葬儀サービスに関する相談件数は、2024年度に978件にのぼり、過去最多を記録したという。
トラブルは上位から「葬儀費用・見積もり」(22件)、「説明不足・認識違い」(20件)、「スタッフ対応・接客」(14件)、「宗教者・お布施」(6件)、「式場・火葬場」(5件)、「搬送」(5件)、「日程・進行」(4件)、「相続・親族」(2件)の8つに分類されたという。
最多の「葬儀費用・見積もりに関するトラブル」は全体の約28%で「見積もりより大幅に高い金額を請求された」「追加費用の説明がなかった」など、金銭面での認識の食い違いが目立った。親を看取った50代の回答者は「事前相談の段階では、家族葬で総額120万円程度に収まると説明を受けていました。しかし、実際に身内が亡くなり打ち合わせが始まると、選べる棺や祭壇の最低ランクが非常に質素なものしかなく、結局ランクアップを勧められるがままに承諾してしまいました。また、会食の人数変更や返礼品の予備費などが加算され、最終的な見積もりが180万円を超えてしまい、当初の想定と大きな開きが出て困惑しました」と述べた。
「説明不足・認識違いに関するトラブル」は2位だが、1位の理由と合わせると、全体の半数以上が「費用や説明不足に関するトラブル」という結果に。
説明不足の例として、30代の回答者は「故人は生前、ひまわりが大好きだったため『ひまわりをメインにした明るい祭壇』を強く希望し、打ち合わせの際にも追加料金を払って特注扱いでお願いしました。しかし、当日式場に入ると、飾られていたのは一般的な白の菊がメインの、どこにでもある地味な祭壇でした。担当者に確認すると『季節柄、質の良いひまわりが確保できなかったので、同等の価値の菊に変更しました』と、事前の連絡もなく勝手に変更されていました。最期の見送りを、本人が望んでいた形で叶えてあげられなかったことが非常に悔しく、悲しかったです」と残念がった。
同社は「今回収集した78件のトラブルには、葬儀社との認識違いや事前確認の不足、親族間での情報共有不足など、あらかじめ情報を得ておくことで防げた可能性があるものが多く見られました。生前から葬儀の準備を進めておくほか、口コミ・費用・対応実績などを参考に葬儀社を比較しておくと、トラブル防止につながります」と呼びかけている。

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