【ファルコンS=レース評価A】本番より1ハロン短いが、右回りのマイルで行われるトライアルよりも同じ左回りであること、レース間隔に余裕があることから有力な前哨戦となった。昨年もこのレース4着のパンジャタワーが3歳マイル王の座を射止めている。

 レースのラスト3ハロンはいずれも11秒4。切れる脚を継続的に求められる流れのなか、好位から楽に抜け出したダイヤモンドノットの勝ちっぷりが際立った。1分19秒8の時計はレースレコードで、3歳春までの世代限定戦で中京の芝1400メートル戦で1分20秒0を割って勝った馬は過去10年で5頭しかいない。また、翌日に行われた古馬牝馬限定G3の愛知杯に0秒2劣るだけ。昨年が0秒8差(愛知杯が激流で比較対象としては微妙だが…)だったことからも高く評価していい。

 過去10年でファルコンSからNHKマイルCを制したラウダシオン(20年)、パンジャタワー(25年)の2頭は府中でのV経験、マイルの経験の2つを兼ねていた。ダイヤモンドノットは京王杯2歳Sを勝って、朝日杯FS2着と2つの要素を高いレベルでクリアしている。

 【ニュージーランドT=レース評価A】前後半は47秒3―46秒0。後半が1秒以上速いスローの前優勢の流れで、同週の古馬3勝クラスの1分33秒2(47秒4―45秒8)と同等の時計だった。

 勝ったレザベーションは2番手からしぶとい伸びを見せて、詰め寄ったロデオドライブを振り切った。ラスト1ハロンの12秒0は少し気になるが、直前の11秒2、11秒1は優秀。ただ、このレースが中山で開催されるようになった00年以降で1着馬がNHKマイルCを制したのは12年のカレンブラックヒルだけ。

過去10年では馬券対象になった6頭は2着馬3頭、3着馬2頭、5着馬1頭。広い目で府中適性を探りたい。

 【チャーチルダウンズC=レース評価B】2回阪神の芝1600メートル戦では最も遅い勝ち時計。だが、48秒1―46秒0と極端なスローだったこと、雨の降るなかのレースで道悪適性が求められただけに懸念の必要はない。

 1戦1勝で臨んだアスクイキゴミが快勝。2戦目の挑戦(24年までアーリントンC)は過去10年で7頭いて他は着外。大外枠から7枠2頭が先行したことでスムーズに好位の外をゲットしたセンスが光った。緩い芝ながらレースの上がり33秒9で瞬発力も必要になったなかで見せた反応の良さは本番へつながりそう。

 また、流れ不向きでも権利を取ったバルセシートも一撃の資格ありだ。

 【該当レースから出走予定の各馬評価】

ダイヤモンドノット G

フクチャンショウ  A

タガノアラリア   A

アスクイキゴミ   A

バルセシート    A

クールデイトナ   A

レザベーション   A

ロデオドライブ   A

ジーネキング    A

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