4連勝中のJ2北海道コンサドーレ札幌は6日、ホームのプレドでJ3長野と対戦する。10年ぶりの5連勝へ、5日は札幌・宮の沢で最終調整した。

 順調に全メニューを消化した中の一人、MF田中宏武(27)は、前節2日のアウェー・J3岐阜戦で0―0の後半14分から出場。右サイドバックの位置から中央への積極的な駆け上がりで、同44分のMF原のゴールとアディショナルタイムにFW大森が挙げた2点に絡み、3―0勝利につなげた。「0―0の状況だったので。とにかく勝ちに行くってことを考えながら出た」。気持ちの入ったプレーが、7年ぶりの4連勝と7試合ぶりの完封勝利を飾る一因となった。

 2月8日の開幕・J2いわき戦は左サイドハーフでスタメン出場したが、後半17分にピッチを退き、チームは0―1で敗戦。「守備の時間が長かったのもあるけど、攻撃の部分でボールを持った時もそうだし、ないときのアクションもあまり増やせなかった」。完敗に終わった不完全燃焼の一戦をそう振り返る。

 第2節以降は、ベンチにも入れない日々が続いたが「良い選手は多いが、自分は負けてないという気持ちは常に持ちながらやっていたので。毎試合、メンバーに入る、スタメンで出るつもりでやってきた。入れなかったらめちゃくちゃ悔しかったが、次の週は絶対に入ってやるっていう気持ちで毎週やってた」。下を向くことは一切、なかった。

 メンバーの大幅な入れ替えもあり、岐阜戦で開幕戦以来のベンチ入りを果たし、13試合ぶりのピッチで得点にも絡んだ。「どこかで気持ちが落ちるとかはなかったので。それが久しぶりに出た試合で、ある程度できた要因かなと」。準備を怠らなかったことでチャンスをものにし、好結果につなげた。「今はチーム全体が流動性を持ちながらどんどん前にアクションを起こして、というのはできている。今はそういう部分で、自分でも手応えはあるので」。感じる進化は引き続きプレーで示していく。

 長野戦では2試合連続でピッチに立つ可能性が高い。今回も自身のすべき役割は理解している。「前に出て行くというところは自分の武器。ダイレクトにゴールに向かっていく、よりはっきりしたプレーっていうのを意識しながらやりたい」。イメージ通りの動きが2得点につながった前節の自信を胸に、田中宏が再び輝きを放ちにいく。

(砂田 秀人)

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