日本相撲協会は8日、大相撲夏場所(10日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議を両国国技館で開き、2日目までの取組を決めた。横綱・大の里(二所ノ関)は初日、2日目の取組に入らず、休場が決まった。

休場は春場所に続いて3度目で、初日からは初めて。また、カド番の大関・安青錦(安治川)も初日、2日目の取組に入らず、休場が決まった。安青錦の休場は初めて。このまま途中出場しなければ、来場所は大関から陥落する。

 大の里が夏場所の休場を決断した。昨年11月の九州場所で左肩を痛め、千秋楽を休場。今年1月の初場所は10勝5敗で皆勤したが、3月の春場所は初日から3連敗を喫し、4日目から「左肩関節脱臼」の診断書を提出して休場した。3月下旬に始まった春巡業には初日から参加したが、左肩の状態が万全ではなく、4月15日に離脱した。

 部屋の稽古では番付発表後も若い衆と相撲を取るなどして調整してきたが、今月2日の横綱審議委員会による稽古総見では基礎運動は行ったものの、横綱、大関による申し合い稽古には参加しなかった。調整に不安を残していた中で、25歳の横綱は今後も見据えて休場を決めたとみられる。

安青錦は1月の初場所で20年ぶりとなる新大関優勝を果たしたが、初の綱取りに挑んだ春場所中に左足小指を骨折。千秋楽まで皆勤したが、7勝8敗で入門以来初の負け越しを喫した。

春巡業は左足の治療のため途中休場。番付発表後の先月30日から相撲を取る稽古を再開し、出場に向けて出稽古などで調整していた。だが、6日の荒汐部屋への出稽古で左足首を負傷。稽古を途中で切り上げ、7日に病院で精密検査を受けた。師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)は稽古が休みだった7日朝、「出るつもりで動いている」と話していたが、けがの状態を考え、出場を見送ることになったとみられる。

 ◆大の里 泰輝(おおのさと・だいき)本名・中村泰輝。2000年6月7日、石川・津幡町生まれ。25歳。小1から相撲を始め、新潟・能生中、同・海洋高を経て日体大。2年連続でアマチュア横綱に輝いた。二所ノ関部屋に入門し、一昨年夏場所で幕下10枚目格付け出しデビュー。昨年夏場所で最速となる初土俵から所要7場所でのV。

秋場所後には昭和以降で最速となる所要9場所で大関昇進。今年の夏場所後には最速の所要13場所で横綱昇進。得意は突き、押し、右四つ、寄り。192センチ、189キロ。家族は両親と妹。

 ◆安青錦 新大(あおにしき・あらた)本名ヤブグシシン・ダニーロ。2004年3月23日、ウクライナ・ビンニツャ生まれ。22歳。7歳で相撲を始める。23年秋場所で初土俵。25年春場所で新入幕。新大関の26年初場所で2場所連続優勝。

三賞6度。しこ名は師匠から安と錦をもらい、ウクライナの国旗と目の色から青をつけたのが由来。182センチ、142キロ。得意は右四つ、寄り。

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