俳優の佐々木蔵之介が9日、都内で映画「幕末ヒポクラテスたち」(緒方明監督)の公開記念舞台あいさつに内藤剛志、藤原季節と登壇した。

 旧来の漢方医と西洋医学を学んだ蘭方(らんぽう)医が混在した幕末を舞台に、村医者である大倉太吉(佐々木)の奮闘を描く。

1980年公開の「ヒポクラテスたち」で知られる大森一樹監督(2022年死去、享年70)の最後の映画企画で“遺志”が結実した作品となっている。

 佐々木は公開を迎えて「大森さんの遺志を持った映画がある、なんとか実現したいとオファーをいただいて、ありがたいけどプレッシャーもあった。でも、それ以上に京都の(東映の)撮影所で自分の京都の言葉を使ってできるので、(役を)させていただきますって。本当に幸せ」としみじみ語った。

 その後、極寒の京都での撮影の思い出や東映の撮影所についてのトークなどを展開。「この映画が上映されるのは奇跡。企画が出ても通らないで終わることもある中で、こうして皆さんとお会いできた」とかみしめるように語り、「大森監督の遺志をみんなが引き継いで、次に渡そうとなんとかできたかな、(天国の)監督に喜んでいただけてるかなと思う。皆様にこの映画をつないでいただければと思います」と呼び掛けた。

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