◆体操 NHK杯 第1日(16日、東京体育館)

 体操の世界選手権(10月17日開幕、オランダ・ロッテルダム)代表最終選考、愛知・名古屋アジア大会(9月19日開幕)代表最終選考を兼ね大た会の女子2回目は、全日本の得点の半分を持ち越し、個人総合で争われ、4月の全日本選手権2位の岸里奈(戸田市SC)は、163・512点で2年連続2位にとどまった。

 首位の西山実沙(なんばク)との差は1・285点。

最初の跳馬はやや着地でややバランスを崩したものの14・266点と上々の滑り出しだったが、1回目(14日)に落下のアクシデントがあった平均台でまたしも落下。12・566点と西山との差が広がった。最後の運動では、代名詞の大技「シリバス(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)」を決めるなどして14・066点と高得点を出したものの、西山には届かなかった。

 昨年、全日本を制し、女王の座を手にしながらNHK杯は2位に終わる悔しさを味わっただけに今年にかける意気込みは相当だった。ただ、昨年の世界選手権(個人総合6位)前に右足親指を骨折。骨はいまだくっついておらず痛みもある。さらに、全日本前には左足首を痛めるなど、思うような練習が積めなかった。満身創痍(そうい)で再び2位に甘んじたものの、世界選手権、アジア大会の代表切符は手にしたのは大きい。

 昨年の全日本の覇者が、悔しさをバネにして、ここからはい上がってみせる。

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