【エプソムC=レース評価A】従来は安田記念の翌週に行われていたが、昨年から1か月開催時期が早められた。今年初めて、ここをステップに春のマイル王決定戦に駒を進めてくる。

それも1、2着馬がそろって有力馬として。新たな路線として確立されるか。

 1800メートルを3分割すると前半35秒4、中盤が36秒3、後半33秒6の瞬発力勝負。逃げたストレイトトーカーの番手からサクラファレルが抜け出すところを中団の外のステレンボッシュがスパート。一度は先頭に立ったが、直後でマークしていたトロヴァトーレがさらに外から鼻差かわした。

 トロヴァトーレが芝のマイル戦でドカ負けしたのは折り合いを欠いて17着だった昨年の安田記念だけ。1800メートルのスローで流れに乗って上々の末脚を繰り出せたことは大きな収穫だ。さらに強みは接戦に強いこと。重賞3勝を含めてオープン4勝の最大着差は3/4馬身。徹底先行不在の今年のメンバーなら緩い流れの切れ勝負での接戦が予想されるだけに、勝負強さに磨きがかかってきたのは強みになる。

 ただ、鼻差2着のステレンボッシュも復活へのきっかけには十分すぎる内容。久々のマイル戦が起爆剤になれば、G1で華麗な復活もある。

【該当レースから出走予定の各馬評価】

(1)トロヴァトーレ  G

(2)ステレンボッシュ A

 【読売マイラーズC=レース評価A】古馬マイル重賞はハンデ戦が多いこともあるが、混戦ばかり。このレースも14着まで0秒5差だった。25年以降の15鞍(牝馬限定を除く)で2着に1馬身を超える差をつけて勝ったのはジャンタルマンタル(25年安田記念、マイルCS)だけだ。

 前後半46秒6-45秒1のスロー。先行有利の流れを生かしたアドマイヤズームが番手から抜け出した。G1馬の完全復活のカギは厳しい流れになった時にどうか。ペースが上がった時に魅力的なのは5着のオフトレイル。1列前にいた同枠の2着馬がスムーズにさばけたのに対し、こちらは直線で詰まりっぱなし。京都巧者だが、府中でも流れれば一撃可能だ。

【該当レースから出走予定の各馬評価】

(1)アドマイヤズーム A

(2)ドラゴンブースト A

(5)オフトレイル   A

(7)シックスペンス  A

(9)シャンパンカラー B

(13)ウォーターリヒトB

(18)ロングラン   C 

【京王杯スプリングC=レース評価A】ワールズエンドの1分18秒9は、トウシンマカオがレコード(1分18秒3)をマークした昨年のこのレースに次ぐ、東京・芝1400メートルでは歴代で2番目に速い勝ち時計。逃げ切りは20年のダノンスマッシュ以来だったが、稍重で行われた6年前が前半35秒2の入りで上がりが33秒1に対し、馬場の違いがあったにしても34秒1の前半で上がりが33秒4。スローで先行有利だったが、メンバー構成によって自在に運べる対応力は高く評価できる。

 ただ、サトノアラジンが勝った17年を最後にここをステップにした馬すべてが馬券対象外。7年間で13頭と頭数そのものが減っており、G1に直結するかは微妙だ。

【該当レースから出走予定の各馬評価】

(1)ワールズエンド  A

(2)セフィロ     A

(5)シリウスコルト  B

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