◆米大リーグ ブルージェイズ3×―2フィリーズ(9日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズ・岡本和真内野手(29)が本拠地・フィリーズ戦に「7番・三塁」でスタメン出場し、0―1の2回2死で迎えた第1打席、球宴3度出場を誇るベテラン先発右腕ウィーラーから右翼フェンス直撃の右越え二塁打を放つなど、3打数1安打2三振で打率は2割3分2厘となった。試合は1点を追う最終回にフィリーズの抑えデュランを攻略。

今季4度目の劇的サヨナラ勝利を収めた。

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 相手右腕の暴投で2―2の同点に追いつき、なおも無死三塁。バレンズエラが左前打を放ってサヨナラ勝ちを決めた瞬間、岡本はヘルメットを脱ぎ捨て、ネクストバッターズサークルから歓喜の輪に走った。

 同点のホームに生還した代走・ストローに何故かユニホームを引っ張られながら、笑顔で勝利の列に加わった。チケット完売の4万1079人で膨れあがった本拠地は耳をつんざく大歓声に包まれた。

 「めちゃめちゃうれしかったです。あそこは、何とか自分が決めるというつもりで準備していましたし、決まった瞬間はうれしかったですね」

 1日の沈黙を破って、岡本のバットが快音を奏でた。2回。初対戦のウィーラーのシンカーを捉えた。打球速度97・9マイル(約176キロ)の弾道は、飛距離354フィート(約108メートル)と伸び、右翼フェンスへ。元巨人のガルシア外野手がジャンプしたが、捕球できずボールはフェンスを直撃して外野に転がると、一気に二塁へ。「ちょっと詰まったんで。

でも(打球の)出だしが良かったので、抜けてくれたらと思っていました。良かったと思います」とうなずいた。データサイト「Baseball Savant」によると、30球団中フィリーズの本拠地など3球場で本塁打となる飛距離だった。

 前夜は、メジャー左腕史上最長となる50回2/3連続無失点を記録したサンチェスに苦戦。4打席無安打で連続試合安打が「6」、連続試合出塁が「14」で止まったが、一夜明ければ通常運転の”ウィーラー撃ち”。6月は8戦中7試合で安打を記録し、好調を維持している。

 左太もも張りによるILからの復帰戦となった先発シースが6回1失点11奪三振と好投。昨年9月26日からシーズンをまたぎ17試合連続セーブ成功のデュランを粉砕したことも実り多い。同カード1勝1敗とし、第3戦は右前腕の疲労でIL入りしていた先発シャーザーが復帰する。12日からの本拠・ヤンキース戦には正捕手カークも復帰予定。けが人が復帰して出揃い、勝率5割への態勢も整い始めた。「そうですね。

また頑張りたいと思います」と岡本。このまま流れに乗りたい。

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