◆サッカー北中米W杯▽1次リーグL組 イングランド4―2クロアチア(17日、ダラス競技場)
17日(日本時間18日)に1次リーグが行われ、イングランド(FIFAランク4位)のエースFWハリー・ケイン(32)=バイエルン=が、L組初戦のクロアチア(同11位)戦でフル出場し、2ゴールを決めた。得点王に輝いた2018年大会から3大会目でW杯通算10得点とし、ゲーリー・リネカーが持つイングランド記録に並んだ。
イングランドの大エースが、節目に到達する鮮やかな2発だ。ケインは2―1とリードした前半42分にこの日2点目を決めると、仲間と抱き合いゴールを祝福した。試合後、自身のXを更新し、「勝利という最高のスタートを切ることができました。全力を尽くしてくれた仲間たち全員に称賛を贈りたいです。応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました」とチームのシンボルである3頭の獅子の絵文字とともに喜びをつづった。
W杯初戦からクロアチアとの優勝候補同士の対戦だった。キャプテンマークを巻いたケインの目つきは、試合開始前のコイントスから闘志に満ちていた。前半12分のPKでは、最初のキックがGKリバコビッチに防がれるも、蹴る前に相手が先に動いていたとVARのチェックが入り、蹴り直し。2度目のキックで確実にゴールを決めた。さらに同32分には、右CKに絶妙なタイミングで頭から飛び込び、節目のW杯通算10得点。1986年メキシコ大会得点王に輝き、93年のJリーグ開幕時に名古屋でもプレーしたリネカーのイングランドW杯最多ゴールに並んだ。
キャプテンマークを巻き、存在感は守備でも際立った。後半アディショナルタイムの自陣でのピンチには全力疾走で戻り、体を張ってブロック。これには、米メディア「FOXスポーツ」に出演した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ氏(44)も「ケインは2得点を決めたけど、一番感心したのは試合終盤にシュートをブロックしたことだ。彼は勝利を強く望んでいて、スター選手なら普通はしないようなこともいとわないのだ」と賛辞を贈った。
イングランドのレジェンドと肩を並べた頼れるストライカー。今後も得点を積み重ねながら、地元開催だった66年大会以来、60年ぶりの頂点へチームの先頭に立つ。

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