巨人のファームを詳しく紹介する随時掲載の「ファーム情報FROM G TOWN」。今回は50メートル走5秒79の俊足を武器に、支配下返り咲きを狙う育成・鈴木大和外野手(27)。
僅差の試合終盤、塁上にいる鈴木大の存在が得点への期待感を膨らませる。今季ファーム・リーグでは48試合に出場して、中地区2位の19盗塁(22日現在)をマーク。首位を走るチームに貢献している。オフシーズンには地面反力(歩いたり走ったりするときに地面から受ける力)に着目。より大きな地面反力を受けて、ダッシュの速度を上げるため、フルスクワットなどのトレーニングを重ねてきた。自慢の足に磨きがかかり、盗塁成功率は8割に迫る。
「(春季)キャンプの時くらいはまだ『意識しながら』みたいなところはあったけれど、今は自然な感じで無意識に地面の力をもらいながら走ることができている。トレーニングを継続して、実戦の中で盗塁の数が増えるにつれて自信がついてきました」
高い成功率は、フィジカルのみならず、日々の準備を積み重ねた結果だ。キャンプは3軍スタートだったが2、3軍紅白戦の前に自軍投手陣の癖や傾向を研究する徹底ぶり。
「足の選手なら遅いカウントで走ってもインパクトは残らない。相手ピッチャーの癖を知っておくことで、スタートを切る根拠と勇気になる。試合で代走の準備をしているときも、琢朗さんから『どこでもいくから準備しておけよ』と言われるので、常に初球から走れる準備はしています」
支配下昇格期限の7月末まで約1か月。残された期間を悔いなく過ごし、目の前のプレーに集中する。
「(支配下は)正直めちゃくちゃ意識します。他の(育成)選手の結果も気になるし、チーム状況も考えるといろいろな感情は出てくる。でもそこは自分ではどうにもできない部分だし、僕は僕でやるべきことをやるだけ。全てがこの先に生きると、自分自身に言い聞かせてやっています」
一度はつかみ取った支配下と2ケタの背番号。自らの足で道を切り開き、さらなるアピールで走り続ける。
◇ファーム中地区
盗塁上位5傑◇
〈1〉広沢新太郎(ハヤテ)22
〈2〉鈴木大和(巨 人)19
〈3〉小浜佑斗(巨 人)17
〈4〉川田悠慎(西 武)13
〈5〉梶原昂希(DeNA)12
◆鈴木 大和(すずき・やまと)1999年4月27日、北海道北広島市生まれ。










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