【ヒューストン(米テキサス州)28日=岩原正幸】北中米W杯決勝トーナメント1回戦「ブラジル―日本」(29日、日本時間30日午前2時)に向け、日本代表・森保一監督がヒューストン競技場で前日会見に出席した。FIFAランクは18位の日本に対し、ブラジルは6位。

 海外メディアから日本のアイデンティティについて質問を受けた森保監督は「日本の(団結力や献身性といった)アイデンティティは変える必要は全くない。日本のアイデンティティは世界の中でも特別で、世界に誇れるもの。これは継承していき、未来に向けても続けていく。何が足りないかはアイデンティティではなく、経験値かなと。これまで日本人の選手たちが国内でプレーする選手がほとんどであり、海外、世界基準の場でプレーする選手が少なく、世界と日本の基準のギャップに苦しんでいた」と説明。そのうえで「現在は、多くの代表選手が欧州、時には南米で、世界基準を知りながら、より代表として世界で戦えるようになった。世界基準の中でのフィジカルの強さ、スピード、判断力、技術をアップできれば、個の力を、より世界の舞台で培えば、より日本の組織力は世界に誇れるものだと思っている」と続けた。

 さらに、日本サッカーにジーコ氏ら多くのブラジル人指導者が世界基準をもたらしたことに感謝し、「そこはブラジル人の人たちがたくさん教えてくれている。ジーコさんであったり、たくさんの指導者が日本に来てくださり、たくさんの選手たちが、国内で世界基準を培ってくれている。オブリガード(ありがとう)」と述べた。

 日本は昨年10月に東京で行われた親善試合で、W杯優勝最多5回を誇るブラジルに通算14戦目で歴史的初勝利。W杯での対戦は、2006年ドイツ大会で1―4で敗れて以来、20年ぶりとなる。

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