◆第108回全国高校野球南北海道大会▽2回戦 小樽双葉22―0小樽未来創造=5回コールド=(28日・エムデジ桜ケ丘)

 南北北海道大会の2回戦20試合が行われた。南大会では、小樽双葉が22―0の5回コールドで小樽未来創造に大勝。

プロ注目の最速148キロ右腕・近藤琉唯斗(3年)が4回1安打無失点と好投した。

 南北海道を代表する豪腕の夏が始まった。4回2死。小樽双葉・近藤が投じた最後の62球目。「きょう一番よかった」と振り返る直球で7つ目の三振を奪い、マウンドを降りた。許した安打は1。「30点」と自己評価は低かったが、無失点で先発の役割を果たした。

 NPB6球団のスカウトが視線を送る中、今夏初めてのマウンドへ。1回先頭打者に四球を与えたが、2者連続でバントミスを誘い、無失点の立ち上がり。2回以降は自チームの攻撃時間が長く調整が難しい状況となったが、最速146キロをマークした直球を軸に組み立て、落ち着いた投球で二塁すら踏ませなかった。

 春は、小樽地区3回戦で倶知安に1―3で惜敗。先発した近藤は6回で9三振を奪うも少ない好機をものにされて2失点を喫した。

直球を捉えられる場面も多く、長谷川倫樹監督(43)からの助言でスリークオーター気味だった腕の位置を上手投げに変更。上からたたく意識で投げることで回転数が上がり、体の開きも抑えられるようになったという。

 札幌豊平東シニアに所属していた中学時代は無名で、高校入学後に才能が開花した。自宅のある恵庭から小樽まで毎日片道約1時間半かけて通う中でも、サプリメントを摂取するなどして食トレにも力を入れ、184センチ、83キロのたくましい体に成長。プロ注目右腕となって高校ラストシーズンを迎えた。

 卒業後のプロ入りを目指すが、まずは春夏通じて初の甲子園出場が第一の目標だ。背番号1は「まだまだ伸びしろがある」。小樽地区外の高校と初対戦となる第2ステージで実力を示し、チームが目指す「マンマミーアでブラボーな夏」にしてみせる。

(島山 知房)

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