今年も球児の夏が、やってくる。第108回全国高校野球選手権静岡大会の開会式が28日、しずてつスタジアム草薙で午前10時から行われる。

2つの連合チームを含む108校106チームが参加、全国大会(8月5日開幕・甲子園)をかけた熱い戦いが始まる。選手宣誓は、富士市立の赤平大和主将(3年)が務める。1回戦は来月4日にスタート。決勝は7月27日にしずてつスタジアム草薙で午前10時にプレーボールする。

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 第2シードの浜松商が2000年夏以来の甲子園を狙っている。

 今春の県大会で準優勝を飾り、19年以来7年ぶりに東海大会に出場も、1回戦で岐阜王者の大垣日大に1―6で黒星。「夏に勝つにはバッティングの強化が必要」と全員が痛感し、各自がレベルアップを誓って練習に励んできた。

 この東海大会で「打撃開眼」したのが、6番を務める右翼手の嶺野叶翔(かなと、3年)だ。昴学園(三重1位)との5位決定戦の第3打席で中前打を放つと、続く第4打席で右中間へ適時三塁打。前日の大垣日大戦は3打数0安打だったが、「1本ヒットが出て、ボールがよく見えるようになったんです」

 それ以降、練習試合で快音を響かせ続けた。5月末に行われた県岐阜商戦でも4打数2安打。東海大会優勝校を6―4で倒して「自信になりました」と笑う。

東海以降に限れば、打率は5割近いという。「ミートやバットコントロールがうまい。いいところで打ってくれます」と戸塚和也監督(53)も成長を認める。

 もともと努力家で、「毎日遅くまで自主練習しています」と中山嵩也主将(3年)。その積み重ねが、最後の夏を控えて結実した。「バットの芯でとらえることを意識しています」と嶺野は7月12日に控える初戦を見据えた。

 春の県大会では掛川西に10―9、東海大静岡翔洋に3―2、日大三島に5―4と、3戦連続1点差勝利。伝統の粘り強さは健在だ。チーム一丸となって好投手を打ち崩し、栄冠を勝ち取る。(里見 祐司)

  ◆嶺野 叶翔(みねの・かなと)2009年1月10日、浜松市生まれ。17歳。蒲小3年で野球を始め、丸塚中では5番。

172センチ、65キロ。右投左打。血液型AB。家族は両親と弟。

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