宝塚歌劇宙組公演ミュージカル・ロマン「黒蜥蜴(とかげ)」、スパーキング・イルミネイト「Diamond IMPULSE(ダイヤモンド インパルス)」が、東京宝塚劇場で9月6日まで上演される。兵庫・宝塚大劇場では112期生のお披露目公演として上演。

口上と初々しいラインダンスで観客を魅了した。

 「黒蜥蜴」は1960年代、高度経済成長期の東京が舞台。名探偵・明智小五郎(桜木みなと)と女賊・黒蜥蜴(春乃さくら)の駆け引きと、恋模様がロマンチックに描かれる。追う者と追われる者のスリルと、互いを求める様子を丁寧に表現。桜木は「春乃演じる黒蜥蜴の雰囲気と、私の演じる明智が、どう駆け引きを繰り広げていくかっていうところが一番大切になってくるのかなと思います。緊張感や美学を追求している姿。そういったものが明智として出していければ」と張り切っている。

 ショーではキラキラ、ギラギラした姿が印象的。桜木は「ダイヤモンドがテーマです。いろんな場面がある中で、ダイヤモンドの輝きが多彩に彩られていく流れになっていく」と説明した。初舞台生はキラキラ担当で、自身はギラギラ担当で輝きを放ちたいと意気込む桜木。自身がキラキラし始めたのは10年目ぐらいだったと明かし「自分が変わりたいなって思い始めた時期がその辺りだったと思うので、それぐらいですかね」とニッコリ。

男役としての色気や与えられた役を、自分のオーラで壊してもっと大きく広げていくという自覚が芽生えた時期でもあると打ち明けた。

 トップスターに就任して1年が経過した。「本当に仲間に支えられて、助けられて今やれているので、仲間には感謝しかない」と笑顔。今の宙組の強みとしてときめきや個性を挙げ「いろんな色があって、一色にならない、さまざまな色の豊かな組だなと思っております」と胸を張った。

 東京ではさらにパワーアップした宙組生が躍動する。(ペン・古田 尚、カメラ・豊田 秀一)

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