サッカー日本代表としてW杯5大会連続出場のDF長友佑都(39)が11日、現役続行を表明後、所属するFC東京の全体練習に初めて合流した。東京・小平市の練習場で、多くのファンが見守る中、汗を流した39歳は「戦場に帰ってきた、僕の居場所だな、とあらためて思った」と気持ちの高ぶりを表現。

8日のJ1開幕節はベンチ外だったベテランは、調整が順調に進んでいることを明かし「感覚的にはそんなに時間がかからない」と、早期出場に意欲を示した。

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 消えかけていた目の奥の炎が再びメラメラと燃えていた。8日に契約更新を発表してから初の全体練習を終えた長友は、高ぶる思いを言葉に込めた。

 「こうやって練習に入って、戦場に帰ってきた、僕の居場所だな、とあらためて思った。モチベーションも上がったし、素晴らしい練習ができた」

 9月12日で40歳となるが、サッカーに対する姿勢は不変だ。ウォーミングアップのランニングでは先頭を走り、練習中はひときわ大きな声で同僚を鼓舞した。ゲーム形式の練習では衰え知らずのプレーを見せ、祝日に集まった約700人のサポーターを沸かせた。練習後には1時間近くサイン対応に応じる“神対応”。絶大な存在感は健在だった。

 6月末に契約満了となったことで無所属になり、北中米W杯後は引退に気持ちが傾いた。ただ、「FC東京で優勝してシャーレ(優勝皿)を掲げたいという情熱が自分の中で心の底から湧き起こってきた」と開幕節が行われた8日、現役続行を発表。サポーターへのあいさつで、ピッチを踏みしめ、プレーする幸せを再認識した。

 「結局、戦う場所がないと自分自身も空っぽになっちゃうんだな、と。走って戦える体があるので、ピッチの上で戦うことが自分の幸せだと、あらためて今日の練習で感じた。またサッカーができる、戦える場所にいるのが非常にうれしい」

 チームは左サイドバックのDF橋本健人(26)が開幕節で退場したことで2試合の出場停止に。長友はまだ合流したばかりだが、早ければ次節の神戸戦(15日)にも出場する可能性もある。調整は順調で「思ったより体が動いている」と強調。「なるべく早く試合に絡む状態に持っていく。感覚的にはそんなに時間がかからない」と自信を示した。熱い思いを胸に、長友のプロ19年目が始まった。(浅岡 諒祐)

 ◆これはしみる! 長友の名言集

 ▼「成功は人の表面を飾り、失敗は内面を豊かにする。失敗には成功に劣らぬ報酬がある」(18年8月に自身のSNSで祖母から授かった金言として紹介)

 ▼「W杯の借りはW杯でしか返せない」(17年12月、翌年のロシア大会で、14年ブラジル大会で完敗したコロンビアとの再戦が決まり)

 ▼「批判は自分にとってガソリン」(22年1月末、カタールW杯アジア最終予選中に、厳しい批判を受けていることに対し)

 ▼「今日だけは称賛という名の栄養、水をください」(同年2月、サウジアラビアに2―0で勝利し)

 ▼「ブラボー」(22年カタールW杯でドイツ、スペインに逆転勝ち後、同フレーズを連呼した)

 ▼「スーパーサイヤ人になってチームを救いたい」(18年ロシアW杯の事前キャンプ地のオーストリアで人気漫画「ドラゴンボール」のスーパーサイヤ人を参考に、髪を金色に染め上げる)

 ▼「意志あるところに道あり」(24年3月、代表復帰が決まった時にSNSへ投稿)

 ▼「もう、ピッチ入ってますね、多分。いるんじゃないですか、長友、ピッチに。」(北中米W杯1次Lスウェーデン戦での大会初出場に向け)

 ▼「マンマミーア」(26年北中米W杯のスウェーデン戦に途中出場した試合後にイタリア語で新名言を披露)

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