◆米大リーグ ロッキーズ4―6ドジャース=延長10回=(19日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・佐々木朗希投手(24)が19日(日本時間20日)、敵地・ロッキーズ戦で先発し、5回99球を投げて7安打を浴びながら、1四球、6奪三振で2失点という粘投を見せて6勝目(5敗)の権利をつかんだが、7回にベシアが同点弾を浴びて勝敗はつかなかった。ドジャースは延長10回で競り勝って、3連勝とした。

 試合後の朗希は「技術的に固まってきているので、基本的には大きく崩れにくくはなりましたし、ある程度要求通り投げる力はついているのかなと思います」と手応えを口にした。ロバーツ監督も「去年よりもよくなっている。直球もスプリットもよかった」と合格点を与えていた。

 初回、2回と二塁打を浴びながらも本塁を踏ませなかった朗希。打線は2回にE・ヘルナンデスの中前適時打で先取点を奪うと、4回にはベッツ、E・ヘルナンデスの2発でリードを4点に広げた。

 3回も走者を背負いながら踏ん張った朗希。4―0となった4回は、初めて先頭打者に安打を許すと、1死二、三塁でアマドルを左翼へのライナー性の当たりで打ち取ったかのように見えた。だが、左翼手のT・ヘルナンデスが打球の軌道を見誤って頭上を越える2点適時二塁打。4―2と2点差に迫られた。5回も2死から安打を浴びたが、無失点で切り抜けた。

 最速は初回にマークした100・3マイル(約161・4キロ)。99球を投げてストライク率は73・7%で、73球のストライクはメジャー自己最多だった。

毎回安打を許し、被安打7はメジャー自己ワーストタイだったが、1四球と制球は安定し、何とか2失点で踏ん張った。6勝目の権利を持って降板し、6回以降はリリーフ陣に託したが、7回にベシアがモニアクに同点弾を浴びて白星も消えた。

 7月以降は、8登板で2勝無敗。これまでロッテ時代から1念を通じてローテを守った経験はないが、夏場になって安定感は増し、初のシーズン完走も見えてきた。

 この日試合が行われたコロラド州デンバーのクアーズフィールドは、標高約1600メートルに位置し、高地で気圧が低いことから他球場より10%ほど打球が伸びるとされる「打者天国」。投手にとってはやっかいな球場だ。朗希は今年4月19日(同20日)に同球場で登板して5回途中7安打3失点。試合後には「環境について何か思うことはないです」と話していたが、今回は高地対策として体調管理を優先し、メジャーでは珍しくチームとは離れてロサンゼルスに残留した。敵地でのロッキーズ3連戦1、2戦目は試合前のチーム練習には姿を見せずに調整してきた。

 別調整した意図については「球団からも(高地対策等で)どうしたらいいかとか、アドバイスをもらってその通りに従いました」と説明した。

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