◆第108回全国高校野球選手権第13日 ▽準々決勝 三重0―7天理(18日・甲子園

 スポーツ報知では、今夏も球児たちの戦いのサイドストーリーを「熱闘ウラ」と題してお届けします。

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 三重のアルプススタンドには、たった一人で苦境を乗り越えた女性がいた。

バトントワリング部・平田菜々部長(3年)。同校のチアリーダーは同部が務めるのが恒例だが、昨年9月に3年生が引退すると、部員は平田さんだけになった。親からも心配され、「すごく心細かった」。不安な日々を乗り越えられた原動力は「甲子園で応援したい」という思いだった。

 思いが通じ、同校は春夏連続の甲子園出場を果たした。今春センバツでは助っ人を加えた3人での応援だったが、その姿に憧れた下級生らが入部。この夏は部員10人で聖地に戻ってきた。「本当にうれしい! やめなくてよかった。夢の舞台です」。青空の下で笑顔が光った。

 チームは惜しくもベスト8で敗れたが、「ここまで連れてきてくれた選手にありがとうを伝えたい」と感謝。将来はアスリートを支える仕事に就くことを夢見ている。

「応援で支えることができたことは、絶対に将来のためになった」。甲子園が、夢を諦めない大切さを教えてくれた。(今井 隆太郎)

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