◆第108回全国高校野球選手権大会第13日 ▽準々決勝 智弁和歌山11―3仙台育英(18日・甲子園)
準優勝した2023年以来のベスト4を目指した仙台育英(宮城)が智弁和歌山に敗れ、準々決勝で涙をのんだ。宮城大会から3回戦まで62イニング一度もリードを許していなかったが、初回にまさかの5失点と流れをつかめず、被安打18、11失点で大敗した。
全国制覇まであと3勝で敗れ、同校野球部初の女子部員で、夏の甲子園3勝を支えてきた星よつはマネジャー(3年)は試合後、人目をはばからず涙を流した。この日も記録員として4試合連続でベンチ入りし、分析やナインへの声かけなどを行った。最後はナインと同じように甲子園の土を集め、時折笑顔も見せながら甲子園に別れを告げた。
下級生中心のチームで8強まで勝ち上がった。10点差の9回には、2死から3年生の3連打で2点を返した。苦楽をともにした3年生の意地に、ベンチの星マネジャーも目に涙をためていた。
父は、巨人、西武で捕手として活躍し、現在は仙台六大学野球リーグ・東北学院大の監督を務める星孝典氏。星マネジャーは父の母校でもある仙台育英で、学生コーチ兼マネジャーとして貢献してきた。
野球部入部を希望する星さんに対し、須江監督は3つの条件を提示。「男子に負けないノックができること」「データ分析のソフトなどが使えること」「必ずひがみや嫉妬がある。3年間ブレないでやれる覚悟」-。受験時に全ての条件を満たし、学力もトップクラスだったという。
今大会では、初出場で16強に進出した東日本国際大昌平の中野蘭マネジャー(3年)も星マネジャーと同様、ユニホームを着てベンチ入り。中野さんは、星さんから影響を受けたことを明かし、「来年以降に甲子園を目指すマネジャーの勇気になれたら。女性がもっと活躍できる場所が増えるのならば、自分はいい」と話していた。
ユニホーム姿でナインと駆け抜けた夏。周囲にも大きな影響を残し、甲子園を去った。










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