横浜高野球部を春夏合わせて5度の全国制覇に導いた渡辺元智(わたなべ・もとのり)さんが17日、81歳で死去したことを受けて、同校OBのDeNA・鈴木尚典1軍打撃戦術・育成コーチ(54)と筒香嘉智内野手(34)が18日、横浜スタジアムで取材に対応。恩師の指導やこれまでの思い出を語った。
鈴木コーチは静岡・浜松生まれで、浜松シニアの当時の監督が渡辺監督の後輩だった縁で横浜に進学した。渡辺監督の存在について鈴木コーチは「高校の3年間だけじゃなくて、それからもう何十年でもずっと気にしてくれて。もう一人の自分の父親みたいな、そういう存在でした」と感謝した。
一方で厳しい指導でも有名だった名将には散々怒られた記憶が強く「怒られた、怒られた方がたくさんありますね。僕がちょっといたずらしたりした時とか、監督の部屋に呼ばれて怒られたこととかが思い出です」と苦笑い。筒香も「僕も渡辺監督の部屋に呼ばれて、本気になって怒ってくださったことが一番印象に残ってます」としみじみと語った。
これまで携わった教え子には「人生の勝利者たれ」という人生訓を説いてきた。「周囲への感謝を忘れない」という教えは今でも大切にしている指導の一つ。鈴木コーチは「僕はプロ野球選手が終わった後も、こうやって野球に携われてますし、これも本当に監督との出会いのおかげなんで。今は選手ではないですけど、指導者として到底かなわないですけど、監督のような指導者に少しでも近づけるようにやっていきたいと思ってます」と“渡辺イズム”の継承を約束した。
筒香も「渡辺監督は『どんな試合でも、どの試合の1打席も変わらない』ということをずっとご指導いただいてましたし、大事な試合だろうが、クライマックスシリーズの試合だろうが、レギュラーシーズンの試合だろうが、その1打席というのは何も変わらないとずっとおっしゃってましたので。僕自身、準備を怠らず、変わらず、残りシーズンもやっていきます」と教えを守りながら、残りシーズンを戦う決意を示した。










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