NHK連続テレビ小説「風、薫る」(月~土曜、前8時)に主演する女優の上坂(こうさか)樹里が、このほど東京・渋谷の同局で取材会を行い、共演者の印象を語った。

 明治時代に、まだ知られていなかった看護の世界へ飛び込んだナースの物語。

見上は大家直美役として、ダブル主演の見上愛が演じる一ノ瀬りんとともに激動の人生を歩んでいる。

 軍人役の小川吾郎(甲斐翔真)と結婚生活を演じたことについて「想像もできない新しい世界に飛び込むのは印象深い。つい笑ってしまうような演技を大事にしているんですけど、自然と柔らかい表情が出るようになった」。ドラマで一番魅力を感じる男性キャラクターについても吾郎の名を挙げ「癖が強いキャラが勢ぞろいしている。その中でも吾郎さんのストレートに気持ちを伝えられるピュアなところがづてき」とはにかんだ。

 「実年齢より上を演じたことがない」という21年の人生で、妊婦を演じるのは初めて。自身が生まれた時のことを母親に“取材”して、役作りの参考にした。「足元が見えなかったり、今までテキパキできたことができなくなったりして普通に歩くのも難しかった。言葉以外の部分で苦戦することが多かった」としつつ、「自然に手や視線がおなかにいくようになって、初めての感覚でビックリした」と収穫を得ている。

 直美を見守る牧師役・原田泰造とは、同局で2023年に放送されたドラマ「生理のおじさんとその娘」で親子役を務めた。「血はつながっていないけど親子みたいな空気感。ご縁を感じていたし、安心感がすごい。

『ちゃんとご飯食べてる? 何時間寝てる?』と心配して気に懸けてくださる。本当に優しい方で、その温かさにすごく救われています」と感謝した。

 「鹿鳴館の華」と呼ばれた大山捨松役で、朝ドラのヒロインとして先輩にあたる多部未華子とは、英語指導を受けた先生が同じだった。「直美は武器である英語をしゃべる時が、一番気持ちをぶつけられる。その気持ちよさが私自身にもあった」。英語には苦手意識があったが、話しているうちに楽しくなったといい「できる限り英語に触れるようにしているし、今後の仕事でも使えるようになれたらいい」と前向きだ。

 演じる中で印象に残ったシーンとしては、直美の実母・柳川文(内田慈)が亡くなった場面を挙げ「台本を読むまで文さんが実の母親ということを知らなかったので本当にビックリした」と回想した。

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