今夏の甲子園で4強入りした横浜(神奈川)の新主将が、川上慧内野手(2年)に決まった。チームは26日、神奈川・横浜市内の同校グラウンドで練習を行い、取材に応じた村田浩明監督(40)が明らかにした。

 川上は1年夏から甲子園を経験。3季連続となった今夏の甲子園では全5試合に「4番・三塁」で出場し、19打数6安打の打率3割1分6厘、2打点、出塁率は4割3分5厘をマークした。村田監督は「川上が一番適任。本人もやる気満々でしたし、自然の流れで」と説明した。

 川上と最速150キロ左腕・小林鉄三郎投手(2年)は、「第14回 BFA U―18アジア野球選手権」(9月7~13日・台湾・台北)に参加する日本代表に選出されている。9月5日に始まる秋季神奈川大会の序盤は投打の軸が不在となるが、ここにも指揮官の狙いがあった。

 「2人がいない状況下で勝つというのは練習の底上げにもなるし、また新たな選手が出てきてほしいという期待感もある。あと、彼らは甲子園が全てではないと思うので。いろんな世界大会を経験して得たものを自分の糧にして、チームに還元する。ウィンウィンの環境を整えたいなと思いました。彼らにとっては高校野球は通過点。世界大会に行って経験ができるというそんな光栄なことはないと思うので、気持ちよく送り出したい」

 阿部世代、小野世代の後を受け継ぐ「川上世代」が、あと一歩届かなかった日本一を目指してスタートを切った。

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