◆プロボクシング ▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦12回戦 石井武志―ウィルフレド・メンデス▽WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 吉良大弥―カルロス・カニサレス(9月2日、横浜BUNTAI)

 ダブル世界戦の公式記者会見が31日、横浜市のホテルで行われ、WBA世界ミニマム級王座決定戦で世界初挑戦するWBA世界同級2位・石井武志(26)=大橋=が同級3位ウィルフレド・メンデス(29)=プエルトリコ=と並んで出席した。

 世界初挑戦の石井は「やれることは全部やってきたので、何の不安もなく、やってきたことを出すだけ」と言葉に気合を込めた。

対戦相手のメンデスは元WBO世界同級王者で、これまで世界戦では日本人選手とは2選手と対戦し、21年12月、谷口将隆(ワタナベ)に11回TKO負けし、23年4月には重岡優大(ワタナベ、引退)とWBC世界同級王座決定戦を戦い7回KO負けを喫している。印象を聞かれると「調子は良さそうなので、当日はベストコンディションで(リングに)上がれると思う」と分析したうえで「熱い試合をしましょう。そして僕が勝ちます」と呼びかけ、勝利宣言した。

 元キックボクサーの石井は、福岡・うきは市出身。地元の道場で空手5年、キックボクシングは3年間、励んだ。キックでのプロ戦績は4勝3KO。「K―1に出たかった」ものの、階級が合わずに断念し、ボクシングを始めるために上京。元K―1王者で元WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・武居由樹(大橋)が所属していたパワー・オブ・ドリームとのつながりで紹介してもらった大橋ジムの門をたたいた。現在も武居とは週1~2回、マスボクシングなど一緒に練習をして「キックボクサーにしか分からないこともあるので、アドバイスももらっている」という。

 試合のキーポイントを聞かれた石井は「距離になる」と冷静。「(接近戦かアウトボクシングか)どちらの距離で戦うかが大事になる」と話した。

 今回のベルトは松本流星(帝拳)が返上したものだが、その松本は9月27日にラッセル・アコスタ(27)=メキシコ=とWBO世界同級暫定王座決定戦を行うことが決まった。

スパーリングのために胸を借りた石井は松本の次戦について問われると「正直、この試合しか見ていない。ただ、スパーリングもたくさんやったので、お互いが勝ち上がってどこかで…。僕はミニマム級で強いと言われている選手全員とやりたい」と夢を広げていた。

 戦績は石井が11勝(8KO)1敗、メンデスが20勝(6KO)3敗2分け。

 試合はLeminoでライブ配信される。

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