◆関西学生アメリカンフットボール1部▽第1節 立命大27―13同大(4日・MKタクシーフィールドエキスポ)

 リーグが開幕し、昨季2位で甲子園ボウル2連覇中の立命大が雨の中、昨季7位の同大を振り切り、白星発進した。

 第1クオーター(Q)、立命大はキッカー斉藤直太(2年)=立命館宇治=がFG成功。

3―0と先制した。

 第2Q、残り1ヤードの攻撃からTE宮崎進太朗(4年)=立命館=がダイブしてタッチダウン(TD、斉藤TFP成功)。10―0とリードを広げた。さらに、残り2秒でQB安藤謙太(2年)=高槻=から、WR林俊成(3年)=立命館宇治=へのTDパスが決まり(斉藤TFP成功)、17―0。快勝ムードで前半を終えた。

 だが、後半。立命大は第3Q、同大に1TD(TFP成功)を献上。最終第4Qにも1TD(TFP成功)を奪われ、20―13と迫られたが、そんな嫌なムードを一掃させたのが、フラッグフットボール日本代表のWR奥村倖大(2年)=追手門学院=だ。ショートパスを受けた後、右から左へ鋭く切り返し、ぐんぐん加速。同大ディフェンスを置き去りにして、約50ヤード独走のTD(斉藤TFP成功)。27―13と再び突き放し、勝利した。

 昨年12月の甲子園ボウル後、OBの高橋健太郎監督(45)による練習中の部員への身体的、心理的な不適切指導が問題となった。

指揮官は指導を外れたが、本人の反省や、選手側からの復帰の要望などもあり、5月にアシスタントヘッドコーチとしてベンチ入り。6月、監督に復帰した。再びチームを率いた指揮官は「私が春、チームに関われなかった中、学生ひとりひとりの主体性がすごく伸びた。秋へ向けて成長した」。口うるさく言わなくても、学生自ら率先し、やるべき練習に取り組む姿に驚いた。

 立命大・藤岡昂汰主将(4年)=箕面自由学園=は「スタンダード高く、やっていきたい。個性を最大限生かして、チームとしてエリートになりたい。3連覇はもちろん、この秋を通して全勝で日本一になる」ときっぱり。一昨年と昨年の学生日本一は、いずれもリーグ戦で1敗しており、今季は無傷で頂点を狙う。

 昨季の甲子園ボウル2連覇の立役者・QB竹田剛(富士通)、キッカー横井晃生(パナソニック)らが卒業した立命大。勝者のメンタリティーは現チームに、しっかりと引き継がれている。

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