◆プロボクシング ▽日本ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ10回戦 △王者・森且貴(引き分け)同級5位・杉浦義△(9月2日、横浜BUNTAI)

 日本ミニマム級タイトルマッチで、王者・森且貴(26)=大橋=と同級5位・杉浦義(23)=協栄=は1―0の引き分けとなり、森が2度目の防衛に成功した。

 テンポ良くジャブを飛ばす森に対し、杉浦は右強打で迎撃。

5回終了時の公開採点は、1者が49―46で森、2者が48―47で杉浦を支持した。その後も最終回まで両者とも手数を出し続けた。ジャッジの採点は1者が96―94で森を支持したが、2者は95―95のドローだった。

 森は昨年10月の王座決定戦で小林豪己(真正)に判定勝ちし、4度目の挑戦で悲願の日本王座を獲得。今年3月の初防衛戦では、指名挑戦者の同級1位・岡田真虎(JBスポーツ)と引き分け。2戦連続のドロー防衛となった。

 世界ランクはWBA5位、IBF9位、WBO13位、WBC15位と主要4団体すべてに名を連ねている。「世界ランキングも上がってきて、この試合をしっかりした内容で勝って、上のステップに行くと言いたかった。自分の中でも満足する内容ではない。こんなボクシングをするために、厳しい練習を日々やってきたのかと思うとショック」と試合内容には満足していなかった。一方でベルトを守り切り「僕はアマチュアエリートではないが、日本タイトルマッチで防衛できたにもかかわらず悔しい思いを持てているということは、自分も上を目指すステップに来ているんなだといい方向にとらえていきたい。今回の収穫は、このベルトが何とか残ったこと」と安堵(あんど)の表情。

「今までもこういう経験をしてきているので、次に生かさないと。全部を経験に変えて、もっと強くなりたい」と前を向いた。

 王座初挑戦の杉浦は「とにかく悔しい気持ちでいっぱいですね」と唇をかんだ。「序盤は突っ込まずにバランスをキープしてジャブを打てた。9、10ラウンドに相手に突っ込まれた時にバランスが崩れてしまった。そこがまだまだ」と振り返り、「とにかくすぐにでも戻って練習できるようにしたい」と声を震わせながら言葉を絞り出した。

 戦績は森が14勝(3KO)4敗2分け、杉浦が9勝(3KO)1敗2分け。

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