◆プロボクシング ▽8回戦(61・0キロ契約) 〇藤木勇我(TKO5回1分24秒)ジュフェル・サリナ●(2日、横浜BUNTAI)

 アマチュア49戦全勝で世界ユースなど9冠の「ザ・キング」藤木勇我(18)=大橋=がプロ第2戦を豪快なKO勝利で飾った。フィリピンスーパーフェザー級12位ジュフェル・サリナ(29)=フィリピン=から5回に連打でダウンを奪いレフェリーストップで快勝。

今年6月のデビュー戦から2連続KO勝利となった。

 「まだまだ自分の実力を出しきれていない。丁寧に行って、左でダメージを与えてチャンスがあればいくという作戦だった。4ラウンドが終わって相手が苦しそうな表情をしていたので、5ラウンドに仕留めにいった」と全体的な内容には満足していないが、最後はしっかりTKOに持ち込める実力を証明した。

 ジリジリと相手にプレッシャーをかけ、左ジャブからボディーを打ち込む。4回には右アッパーで相手のアゴをはね上げ、フィニッシュの5回は相手をコーナーに詰め連打でTKOに持ち込んだ。対戦相手のサリナは藤木について「スピード、パワー、すべたがすごかった」と脱帽した。

 今年6月にデビュー戦は、タイ・スーパーフェザー級王者ウィラ・ミカム(タイ)に実力差を見せつけての2回TKO勝ち。そしてプロ2戦目も圧巻の勝利となった。すべてが規格外という「ザ・キング」への期待は大きく、陣営の大橋秀行会長は次戦でWBCユースタイトル戦を用意。初の王座取りに挑む藤木は、「やっぱりベルトを取らないと自分は気に入らない。早くベルトを取って強い相手とやっていきたい」と言葉に力を込めた。

 ◆藤木 勇我(ふじき・ゆうが)2007年12月25日、大阪市生まれ。18歳。元プロボクサーの父・直樹さんの影響で、兄・勇利(現東農大2年)とともに小学1年からボクシングを始める。大阪・興国高で計6度出場した高校全国大会(選抜、総体、国体)を全制覇。23年にアジアジュニア選手権(アジアユース)、24年にU―19世界選手権(世界ユース)、25年に全日本選手権を制し、アマ9冠を達成。好きなボクサーは元世界4階級制覇王者・ローマン・ゴンサレス。座右の銘は「楽な道より楽しい未知を」。

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