◆JERAセ・リーグ 巨人3―1広島(29日・東京ドーム)

 巨人の戸郷翔征投手が5回までパーフェクト投球を披露するなど9回途中1失点で5勝目を挙げた。左太もも裏の肉離れから復帰後、初勝利。

9回2死、「あと1球」から中村奨にソロを浴びたが、最後の1死をマルティネスが奪った。

 初回、先頭・中村奨の左翼フェンス際の打球を左翼手・丸が好捕してアウトに。2番・勝田はフォークでは遊飛。3番・菊池を151キロ直球で空振り三振。テンポ良く3者凡退に抑えた。

 2回も2者から空振り三振を奪うなど3人で片付けた。3回も2者連続三振を奪うなど抜群の安定感だった。杉内俊哉投手チーフコーチも「言うことなし。ストレート、フォーク、スライダーすべて良いね。とにかく先に点を取られないことだけ。中盤以降もこのままの投球を続けてほしい」とエールを送った。

 0―0のまま迎えた4回も危なげない投球で無失点に抑えた。

さらに4回の攻撃では自ら適時打を放った。3―0で迎えた5回は4番・坂倉をフォークで中飛。5番・秋山を二ゴロ。6番・佐藤啓は1球で投ゴロに封じた。

 ここまで完全投球中だった戸郷は3―0の6回1死から石原に152キロ直球を右前へ運ばれ、この日の初安打を許してガックリ。それでも後続を抑えてスコアボードにゼロを並べた。7、8回も3者凡退。9回2死、1ボール2ストライクから2安打目となるソロを浴びたが、最後はマルティネスが締めた。

 今季は久保巡回投手コーチとつくりあげた胸の前で構えたグラブを横に引いてから、ゆったりと左足を上げ「早めに横で形を作って並進で入っていけるように」と語る新フォームでの投球を続けてきたが、この日は以前のフォームに戻しての投球となっていた。

 ここまで13試合に先発して、4勝3敗、防御率2・65。左太もも裏の肉離れから復帰後は4試合連続で白星なしとなっていた。「シーズンでいけばラストですから最後にいい感覚で終われるように。

自分の目指している投球を披露できたらと思います」と語っていた右腕。意気込み通り、戸郷らしい投球を披露した。

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