◆愛知・名古屋アジア大会 第12日 飛び込み(30日、東京アクアティクスセンター)

 男子高飛び込み決勝が行われ、24年パリ五輪銀メダルの玉井陸斗(滋賀・立命館ク)が、497・20点で銀メダルを獲得。前回23年杭州大会の銅メダルを上回り「また銀メダルか、という正直な感想と、あとは安心がすごく大きい。

現実的に銅メダルかなと気持ちもあった中で、順位を上げて自国開催でメダルを取れたのはすごくよかった」と、ホームの歓声に応えた。

 2位で迎えた最終演技。玉井は、得意の5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)で、ノースプラッシュを決めた。93・60点をマークし、優勝した練俊傑(中国)に4点差と肉薄。手首の故障で満足な練習が積めないまま臨んでいたという今大会、抜群の安定感と勝負強さを発揮し「自国開催で、今年はここを目指してやってきたので。飛ばないという選択肢はなくて、やり切る。痛くても飛ぶ、と覚悟を決めて東京に来ました」と、頼もしさを見せた。

 11日で20歳。12歳から頭角を現した玉井は、すでに五輪も2度経験した。大人の階段を一歩上り、お酒も多少たしなんだという。日本水泳界の顔の1人として「立派な大人と認められるように、自分らしく。日本人選手らしく生きていきたいと思います」と誓った。

金メダル獲得を目指す28年ロス五輪まであと2年。玉井は「(中国勢は)強いなと、毎回思う。だけど、そこに食らいついていきたいという気持ちも強い。勝てないことはないと、自分に言い聞かせています」と、着実な進化を見据えた。

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