◆米大リーグ ナ・リーグ地区シリーズ第3戦 ブレーブス―ドジャース(6日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 ドジャース・山本由伸投手(28)が6日(日本時間7日)、1勝1敗で迎えた地区シリーズ第3戦の敵地・ブレーブス戦で先発し、7回4安打10奪三振1失点の内容で、24年から3年連続となるポストシーズン勝利の権利を持って降板した。PSでの10奪三振以上は12年のヤンキース・黒田博樹、25年の大谷翔平に次いで日本人史上3人目の快挙。

降板が決まると、ベンチではロバーツ監督と抱き合い、好投をねぎらい同僚たちとも次々ハグを交わした。3年連続のポストシーズン勝利なら17~19年のヤンキース・田中将大以来となる。

 初回は、8月に先頭弾を浴びたがボールドウィンをフルカウントからカーブで空振り三振。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝でベネズエラ戦先頭弾を浴びた2番のアクーニャからも見逃し三振を奪った。2死からオルソンも二ゴロに打ち取り、3者凡退で抑える好発進を切った。

 2回は1死からハリスが意表をつくセーフティーバントを敢行。山本は好反応を見せたが、三塁線で打球を捕球すると、芝生に足を滑らせ、転倒しながら一塁へ送球。内野安打となった。左膝を擦って、ユニホームの一部が緑色になり、NHKのBSで解説を務めた田口壮氏も「体のバランスが崩れないと良い。筋肉が張ったりはあるかも」と心配していたが、山本は後続を打ち取って無失点で切り抜けた。

 3点の援護をもらって迎えた5回は連打で一、二塁とすると、1死から四球で満塁。ボールドウィンの一ゴロの間に1点を失った。

さらに2死二、三塁のピンチだったが、アクーニャを二ゴロに打ち取って、最少失点で抑えた。

 昨季は、ワールドシリーズの第6戦で先発して「中0日」で第7戦にも先発する大車輪の活躍を見せてワールドシリーズMVP。ポストシーズン全体でも6登板で5勝1敗、防御率1・45という圧巻の成績を残してチームを頂点に導いた。1年のポストシーズンでの5勝は史上最多タイだった。メジャー移籍後の2年間でポストシーズンは10試合に登板して7勝1敗、防御率2・25。ポストシーズン男として「去年投げた経験は今年のポストシーズンにすごく生きてくると思う。もちろんできることは何でもやるつもりで準備している」と気合は十分だった。

 今季はレギュラーシーズンでチームで唯一先発ローテを守って28登板で14勝8敗、防御率2・53とエースとしての役割を果たした。本拠地での防御率3・13に対し、敵地では1・77。強力な投手陣がそろっていることもあって、サイ・ヤング賞経験者のスクバル、スネルに続いて敵地での第3戦にまわることになった。

 大谷翔平投手(32)は、相手先発がセールである上に、なかなか調整が上向いていないこともあって「5番・指名打者」でのスタメン出場。ドジャース移籍後3年目で3番以下に入るのは初めてとなった。

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