◆米大リーグ ナ・リーグ地区シリーズ ドジャース―ブレーブス(4日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・佐々木朗希投手(24)が4日(日本時間5日)、地区シリーズ第2戦の本拠地・ブレーブス戦で2点ビハインドの8回からリリーフ登板し、1イニング目を3四死球無失点で切り抜けた。また、回またぎの9回のマウンドにも上がると、メジャー自己最速を更新する102・1マイル(約164・3キロ)をマークするなど、3者凡退で切り抜け、計2回を無安打無失点3四死球の内容で投げ抜いた。

 8回の先頭テレスに対しては四球。ライリーに対する1ボールからの2球目は外角に外れると、スミス、ベンチからプライアー投手コーチもマウンドに向かった。その後、スライダーがすっぽ抜けて死球で無死一、二塁となると、さらに犠打で1死二、三塁のピンチを招いた。さらにボールドウィンを3ボールにしたところで申告敬遠。満塁策でアクーニャを迎えたが、注文通りの遊ゴロ併殺打に打ち取った。ピンチを脱出すると、ほっと胸をなで下ろし、満面の笑みを浮かべた。

 回またぎの9回は、先頭オルソンから空振り三振を奪うと、続くアルビーズを一ゴロ。打ち取った球はメジャー自己最速となる102・1マイル(約164・3キロ)の直球だった。さらに最後はサイクル安打に王手を掛けていたハリスを二ゴロに打ち取って、2イニングを投げ抜いた。

 右手中指マメの影響で8月26日(同27日)の登板を最後に負傷者リスト(IL)入りしていた朗希だったが、9月22日(同23日)に約1か月ぶりにリリーフとして復帰して、1回2安打無失点。最速は100・1マイル(約161・1キロ)をマークした。

 中2日で9月25日(同26日)の敵地・ジャイアンツ戦では今季2度目のリリーフ登板。

2三振を奪うなど1回を無安打無失点のパーフェクト投球で、最速は100・5マイル(約161・7キロ)をマークした。試合後には「シーズンを通して技術的なところは磨いてきたので、去年よりそういった所ではだいぶいいかんじです」と手応えを口にしていた。レギュラーシーズン最終戦となる27日(同28日)の敵地・ジャイアンツ戦では1回パーフェクトの2Kで、最速は100・4マイル(約161・6キロ)だった。

 メジャー2年目の朗希は今季、開幕から先発ローテを守り、23登板で5勝5敗、防御率4・60をマーク。日米通じて初のシーズン完走が見えていたが、8月26日(同27日)の敵地・ブレーブス戦で右手中指マメの影響で皮膚が裂けたことで緊急降板し、そのままIL入りとなった。

 先発が山本、スクバル、スネル、グラスノーとそろっていることもあって、リリーフで復帰。救援転向への思いを「前半戦よくない時も先発で逆に使ってもらってたので、今度はしっかりどんな形であれ、チームに貢献できるように仕事したいなとは思ってます」と口にしていた。昨季のポストシーズンではリリーフで9試合に登板して、0勝0敗、3セーブ、2ホールドで防御率0・84。圧巻の投球を続けてフル回転し、地区シリーズからは抑えも託された。昨季の経験も買われて、2年連続でポストシーズンはブルペンに回ることとなった。

 ドジャースは、球団史上初となるワールドシリーズ3連覇へ、ブルペン陣は不安要素のひとつ。勝利の方程式が確立されておらず、抑え候補にもロバーツ監督はスコット、ディアス、フィリップス、朗希と4人の名前を挙げている。

第1戦では4点リードの7回はスチュワート、8回はベシアがそれぞれ1回を3者凡退で抑え、9回はスコットが登板したが2ランを浴びて2点差。2死走者なしからはフィリプスが登板して締めくくった。今季のポストシーズンも朗希に大きな期待がかかっている。

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