◆米大リーグ ア・リーグ地区シリーズ ホワイトソックス3―9ガーディアンズ(7日、米イリノイ州シカゴ=レートフィールド)

 ホワイトソックスが7日(日本時間8日)、21年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけて迎えた地区シリーズ第3戦の本拠地・ガーディアンズ戦で逆転負け。5年ぶり出場のポストシーズン(PS)は5試合目で初黒星を喫した。

19三振を喫し、9イニングではPSワースト記録と抑え込まれた。PSでは初の3番起用となった村上宗隆内野手(26)は4打数無安打3三振だった。

 この日は初回無死一、二塁の第1打席は右腕エスピノの直球勝負に3球三振。3回1死一塁の第2打席は元巨人の左腕グリフィンの変化球攻めで3球三振に倒れた。村上はヤクルト時代にグリフィンと何度も対戦を重ねてきた。NPBでは通算28打数4安打の打率1割4分3厘、1本塁打、16三振。メジャーでは今年4月に初めて対戦し、当時ナショナルズの左腕に3打数無安打2三振。9月に再戦した際も2打数無安打2三振に封じられていたが、PSでも雪辱することはできなかった。PS初登板のグリフィンは2回2/3を2安打1失点7奪三振の好投で勝利投手となった。

 村上は3点を追う5回無死一、二塁と一発同点のチャンスで迎えた第3打席は左腕カンティーヨから二ゴロに終わり、7回先頭の第4打席は左腕ヘリンの前に空振り三振だった。1試合3三振はPSに入って2度目のことだった。

 昨季まで3年連続100敗以上だった弱小球団が、今季は村上の加入もあって躍進。

2年連続100敗から史上初のPS出場を果たすと、ワイルドカードシリーズ(対アストロズ)からここまでPSは無傷の4連勝。今シリーズもア・リーグ中地区優勝を1ゲーム差で譲ったガーディアンズ相手に敵地で2連勝を飾り、5試合目にして初めてホームに帰ってきた。大一番を心待ちにしていた熱狂的なシカゴのファンが超満員で村上らを迎えた。

 この日勝利すれば、ワールドシリーズを制した05年以来21年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出が決まることはもちろん、1906年のワールドシリーズ(対カブス)以来120年ぶりにPSのシリーズ突破を本拠地で決めることができた。球団からの呼びかけもあり、黒いユニホームを着た人々がスタンドを埋め尽くす「ブラックアウト」は圧巻の光景だったが、歴史的瞬間は8日(同9日)の第4戦に持ち越しとなった。

 3日(同4日)の今シリーズ第1戦で、村上は4回にPS初アーチとなる先制2ラン。日本人9人目、さらに松井秀喜、05年の井口資仁(ホワイトソックス)に次いで3人目の新人弾となった。5日(同6日)の第2戦でも2点を追う4回に反撃の右前適時打。チームの逆転勝利を呼び込むなど、4戦4打点と躍動していたが、この日は小休止。チームも初回に4番マイドロスの適時二塁打で先制したが、3回にアデルの満塁走者一掃の3点三塁打などで逆転された。

 打線は5回1死二、三塁の好機でマイドロスが不運な二直ゲッツー。アントナッチの押し出し死球で3―5に迫った6回2死満塁では2番バルガスの打球を三塁ラミレスに好プレーで処理されるなど、この日は運にも見放された。

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