◆米大リーグ ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 ブレーブス1―4ドジャース(7日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 ナ・リーグ西地区王者のドジャースが7日(日本時間8日)、2勝1敗で迎えた地区シリーズ第4戦の敵地・ブレーブス戦で勝って2連勝で3勝1敗として、3年連続となる地区シリーズ突破とリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。ナ・リーグの球団史上初となるワールドシリーズ3連覇へ第一関門を突破し、頂点まであと8勝となった。

 前日6日(同7日)の第3戦で7回1失点、10奪三振の快投を見せて流れを大きく引き寄せた山本由伸投手(28)はシャンパンファイトで美酒を浴び「最高です。そろそろ僕はシャワーします(笑)。1勝1敗だったので良い結果になって良かったです。いい集中で投げられたので、今日のこの3勝目につながってよかったです。みんなすごく調子良いですし、たまにミスはありますがカバーしながら、今日の試合もチームワークの良さが出た。あと8勝全員で勝ちます、応援よろしくお願いします」と満面の笑みを浮かべた。

 山本の快投が流れを引き寄せたと言っても過言ではない。今季チームで唯一先発ローテを守って最多の14勝を挙げたエースでありながら、託されたのは第3戦。結果的には、この采配が功を奏したことになった。

 ワイルドカードシリーズでフィリーズを破って勝ち上がり、ブレーブスとの対戦になった地区シリーズ。3日(同4日)の本拠地での第1戦は、先発のスクバルが6回2安打1失点の好投を見せると、打線がT・ヘルナンデス、タッカー、マンシーの3発で5点を奪って先勝した。第2戦は先発のスネルが4回途中で1失点ながら90球を投げて降板すると、打線はブルペンデーだったブレーブス投手陣を攻略できずに2―3で接戦を落とした。

 移動日を挟んで行われた6日(同7日)の敵地での第3戦は先発したのが、山本。投げ合ったのはブレーブスの37歳エース左腕のセールだった。負ければ崖っぷちに立たされる一戦。山本は決して口にすることはないが、大きな重圧がかかってたはずだ。

 投手戦でロースコアの展開になることは間違いない。まさに1点もあげられない一戦で初回からエンジン全開だった。課題の初回は2三振を奪うなど3者凡退。3回まで1安打無失点、6奪三振の快投を見せると、4回にはE・ヘルナンデスとフリーマンの2本塁打で3点の援護をもらった。5回には1死満塁のピンチを迎えたが最少の1失点でしのいだ右腕。6、7回は立て直して2イニング連続の3者凡退で抑え、7回4安打1失点、10奪三振の快投でセールに投げ勝った。

 山本は「いつも1イニングずつというのは心がけていますけど、今日はポストシーズンに入ったので特に1イニングずつ投げることが長いイニングを投げることにつながるなというのは自分の中で大切にしていますけど、今日は最悪失点しなければ球数がかかってもいいかなという気持ちでとにかく厳しいところに投げていきました」と振り返った。

 昨季は2勝3敗で迎えたワールドシリーズ第6戦で先発して勝利投手になり、第7戦では伝説の「中0日」で登板して試合を締めくくり、シリーズMVPに輝いた。

ポストシーズン全体では5勝を挙げ、2完投もあった。一気に「PS男」となった山本が、今季もさらに信頼感が増している。

 3年連続ワールドシリーズ制覇へ向けて、11日(同12日)からのリーグ優勝決定シリーズでは、ブルワーズとパドレスの勝者と対戦する。第3戦終了時点では昨季も同シリーズで戦ったブルワーズが2勝1敗とリードしている。

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