◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・増田陸―同級1位・堤聖也 ▽WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・寺地拳四朗―同級10位ハシエル・アマドル ▽WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 王者・ダビド・ヒメネス―同級2位・ユーリ阿久井政悟(11月29日、両国国技館)

 プロボクシングのWBA世界バンタム級王者・増田陸(29)=帝拳=が、11月29日、東京・両国国技館で、元王者で同級1位の堤聖也(30)=角海老宝石=を相手に初防衛戦に臨むことが14日、発表された。両者は2023年8月30日に日本同級タイトルマッチで対戦。

当時の日本王者・堤が、デビュー4戦目の増田を3―0の判定で下した。3年3か月ぶりの再戦となる。

 真っ赤なジャケットで会見場に現れた堤は、自身の発言の順番が訪れるとおもむろにカバンからWBAのチャンピオンベルトを取り出し、テーブル上の増田のベルトの横に並べた。「こんにちは、WBA世界バンタム級チャンピオンの堤聖也です」と自己紹介した。

 堤は、24年10月に井上拓真(大橋)を3―0判定で破ってWBA同級王座を獲得。25年2月には比嘉大吾(志成)と引き分け、初防衛に成功。試合後に目の手術を受け、同年5月に休養王者となった。同年11月に正規王者に復帰すると、同年12月、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2―1の判定勝ちを収め、2度目の防衛に成功した。しかし、激闘で鼻骨を骨折。長期離脱を余儀なくされ、今年5月に再び休養王者となり、7月にはWBA同級1位にランクされた。

 誰にも敗れることなくベルトを失った。挑戦者として王者・増田に挑むことになるが、堤は「僕の防衛戦」と自身に言い聞かせるように語った。

「増田選手とは3年前の日本王座の3度目の防衛戦で戦っていて、今回は世界王座の3度目の防衛戦で戦う。3という数字に縁があると感じた」と強調。ベルトを持参した理由を「僕だけは認めたらダメだなと。僕だけは納得してはダメなんじゃないかと。そういう気持ちですね。表面上の肩書は変わっても、本質的な部分は何も変わっていないと僕は思っている」と明かした。

 会見後のツーショット撮影時も、突然場を離れてベルトを取りに行き、ベルトを肩にかけて増田と並んだ。「こういう状況で負けるのって一番ダサイよね、っていう、そこだけです。ここを勝たないと嫌だな、と」。プライドを胸に、「3度目の防衛戦」に臨む。

 戦績は増田が11勝(9KO)1敗、堤が13勝(8KO)3分け。

 興行はU―NEXTで独占ライブ配信される。

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