◆プロボクシング トリプル世界戦 ▽WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者ダビド・ヒメネス―同級2位ユーリ阿久井政悟 ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・増田陸―同級1位・堤聖也 ▽WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・寺地拳四朗―同級10位ハシエル・アマドル(11月29日、東京・両国国技館)

 トリプル世界戦の発表会見が14日、都内で行われた。2階級制覇を狙うWBA世界スーパーフライ級2位ユーリ阿久井政悟(31)=倉敷守安=は、WBA世界同級王者ダビド・ヒメネス(34)=コスタリカ=に挑戦。

昨年3月に寺地拳四朗(BMB)に敗れたWBA&WBC世界フライ級王座統一戦以来、1年8か月ぶりの王座返り咲きに意欲を示した。

 待ち望んだ世界挑戦の舞台。ようやく願いがなかった阿久井は「この舞台に戻ってくることができてうれしい。必ず2階級制覇を達成したい」と言葉に力を込めた。昨年3月、寺地との王座統一戦に敗れ(12回TKO負け)、一時は引退も考えた。その時、現役続行へ背中を押してくれたのが妻だった。地元・岡山ではスパーリングパートナーがなかなか見つからず、上京して帝拳ジムで実戦練習を積む日々を送っている。8月中旬から1か月間、そして今回は月曜日に上京して試合までは帝拳ジムで調整を続ける。3人の子供の面倒を妻1人に任せることも多く「家族には一番サポート受けている」と感謝した。

 チャンピオンのヒメネスを「ひと言で言えば『こざかしい』。足も使えるし、がつがつ頭をつけて打ち合うこともできる。やりづらい相手」と表現した阿久井だが、自信はある。

寺地戦での黒星から階級をフライ級からスーパーフライ級に上げ2試合を消化。フィジカルトレーニングの成果もあり「パフォーマンスは(フライ級時代より)確実に上がっている。あとは世界戦で発揮するだけ」と手応えは十分。スーパーフライ級でWBA王座を取り、寺地が同じ11・29のリングでWBO王座を防衛すれば、再び統一戦の機運は高まる。「それはこの試合を勝たないと見えてこない。あの試合(統一戦)を終えて、一時、燃え尽き症候群になった。まぁ、お互い頑張りましょう」と阿久井。まずは寺地に追いつけと、ベルト取りに専念する。

 戦績は阿久井が23勝(13KO)3敗1分け、ヒメネスは18勝(12KO)1分け。

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