◆第87回菊花賞・G1(10月25日、京都競馬場・芝3000メートル)1週前追い切り=10月15日、栗東トレセン

 史上9頭目の3冠馬を目指すロブチェンなど第87回菊花賞・G1(25日、京都)の登録馬が15日、東西トレセンで1週前追い切りを行った。

 2冠馬の貫禄が漂っていた。

ロブチェンは松山を背に、栗東・CWコースでロイドウェバー(3歳1勝クラス)、タイセイドラード(4歳1勝クラス)を最後方から追走。4コーナーから大きく外を回って内2頭と馬体を併せると重心の低いフォームでグイグイと伸びていく。しまいにかけて手綱が動くと、さらに加速。測ったようにゴール前で半馬身差だけ前に出た。6ハロン80秒7―11秒4と上々の時計での最先着だった。

 2週前の時点で鞍上は「神戸新聞杯の時よりも緩い」と指摘。それを踏まえての今日の動きを「先週よりグンと良くなりました。しまいもしっかり動けていたという印象。ある程度負荷をかけられて、もう一段階上がってくれるなというイメージでした」と評価し、納得の表情を浮かべた。

 3冠への最大の関心事項は、初となる淀の長丁場に対する適性だ。父が菊花賞馬ワールドプレミアという血統面の後押しに加えて、主戦は「心臓の強い馬でそう簡単にはバテない。前走に関しては3000メートルも全然大丈夫かなと思えるような、そういった走りだった」と手応え。

前哨戦を通してさらに自信を深めている。

 「3冠馬になれれば箔(はく)が付く。僕が、というより、ロブチェンの価値を高めてあげたい」と松山。相棒の史上9頭目の偉業へ向け、決意を新たにした。(山本 理貴)

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