プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(30)=帝拳=が18日、母校・早大の「稲門祭」で行われた「第3回早稲田大学対東京大学ボクシング定期戦」を訪れ、演劇博物館前に設置された特設リングで博物館館長を務める児玉竜一教授と対談を行った。イベント後に取材に応じた岩田は、同門で11月29日に初防衛戦に臨むWBA世界バンタム級王者・増田陸(29)、9月27日の世界戦で敗れた那須川天心(28)、坪井智也(30)にエールを送った。

 増田は初防衛戦で、3年前の日本タイトルマッチで敗れている元WBA同級王者・堤聖也(29)=角海老宝石=と対戦する。増田と大学生時代に出会い、プロの世界へと導いた岩田は「(比嘉大吾に続き)また95年組とやるのかという若干複雑な思いはありつつ、同じチームメートの可愛がっている陸なので、チームとして一緒に戦略を考えながらやっている最中です。比嘉も堤も同い年なので複雑なところはあるんですけど、同じ帝拳チームとして何が何でも勝ってもらいたい試合ですね」と心境を明かした。

 世界戦の難しさを身をもって知る岩田は、世界戦で敗れた天心と坪井の今後にも期待を寄せる。「ボクサーは負けてから這い上がれるかどうか。そういったところを、応援してくださるファンのみなさんも見ている。負けた後にどう作り直していくかが真骨頂であり、ボクシングの奥深さだと思います。簡単なことではないですが、神が与えた試練だと思うので、どう乗り越えていくか。彼らはまだまだ諦めずにやってくれると思っています」。経験を積むことが次の戦いに生きる。そう考える岩田が強調したのは、敗北から立ち上がる過程だった。

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