◆第79回秋季関東高校野球大会▽準々決勝 慶応2x―1山梨学院=延長10回タイブレーク=(19日・上毛新聞敷島)

 一塁側の山梨学院応援席には、今秋ドラフト1位候補の投打二刀流、菰田陽生投手(3年)が後輩たちに声援を送った。引退した3年生はチームウェアなどで応援するのが普通だが、菰田は異例のユニホーム姿。

チームへの尋常ならざる愛と、誠実な人柄がうかがえた。

 「渡部が粘ったピッチングをして、打者もチャンスを作ってるんですけど、『あと一本』っていうところなので、チャンスをものにしてほしいかなと思います」と願った。

 対戦校の慶応には「(23年夏の甲子園で)優勝しているので、そういう部分では『慶応』っていう名前もありますし、その中でウチの選手たちも6年連続(センバツ出場)が懸かっているので、緊張していると思うんですけど、ここはもう落ち着いてやってほしいかなと思います」と力を込めた。

 運命のドラフト会議は22日に迫ってきた。今の心境に「楽しみな気持ちはあるんですけど、今はこの試合があるので、それが終わってからしっかり緊張感だったり、楽しみな気持ちを持っていきたいかなと思います」と、目前の一戦に集中する姿勢を貫いた。(加藤 弘士)

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