箱根駅伝予選会(17日、東京・立川市など)でトップ通過を果たした東洋大の主力選手のひとりの迎暖人(むかえ・はると、3年)、期待のルーキー林柚杏(ゆうあ)が24日、神奈川・秦野市カルチャーパーク陸上競技場で行われた東海大長距離競技会男子5000メートル第8組に出場し、迎が14分8秒16で組1位、林が14分8秒48で組2位と想定タイムで好走した。

 ハーフマラソン(21・0975キロ)の上位10人の合計タイムで争う箱根駅伝予選会に迎、林は欠場したが、来週の全日本大学駅伝(11月1日、名古屋市熱田神宮西門前~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前=8区間106・8キロ)の登録メンバー16人には名を連ねている。

この日は1000メートルを2分50秒ペースで刻み、ほぼ予定通りでゴールした。

 今年1月の箱根駅伝3区10位で主力のひとりの迎は「箱根駅伝予選会を走れず、チームに迷惑をかけたので、その分、全日本大学駅伝では前半の区間を走ってチームに貢献したい」と前向きに話した。箱根駅伝予選会では同期の宮崎優(3年)が外国人留学生と対等の走りをして日本人トップの全体4位と激走。「宮崎には刺激を受けました。外国人留学生、日本人という枠組みを越えてチャレンジしていた。僕もそういう走りをしなければいけません」と表情を引き締めて語った。

 林は今春、北海道・札幌山の手高から東洋大に入学。昨年12月の全国高校駅伝では1区(10キロ)で29分9秒で区間7位と健闘した。そのレースで勝負した早大のルーキー2人が学生3大駅伝開幕戦の出雲駅伝(10月12日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)で大活躍し、優勝に貢献したことは、ガッツあふれる走りが持ち味の林の闘志に火をつけた。全国高校駅伝1区2位だった新妻遼己(はるき、兵庫・西脇工出身)は出雲駅伝4区で区間新の区間賞、全国高校駅伝1区3位だった本田桜二郎(鳥取城北出身)は2区で区間賞を獲得した。「出雲駅伝は配信で見ました。同じ1年生が区間新や区間賞で走っているので僕も負けていられません。

全日本では3区、箱根では1区を走りたいです」と林は意欲満々に話した。

 レースを見守った酒井俊幸監督(50)は「2人とも予定通りです。全日本大学駅伝では出場の可能性があります。メンバーがそろってきました」と手応えを明かした。

 東洋大は、今年1月の第102回箱根駅伝14位で21年ぶりにシード権(10位以内)を逃して予選会に回ったが、堂々のトップ通過。チーム力は確実にアップしている。「日程的には厳しいですが、全日本大学駅伝では上位校と戦えるところをお見せしたい」と酒井監督は言葉に力を込めて話した。東洋大は立川から伊勢路、そして、箱根路に向けて、復活への道を進んでいる。

 東洋大の全日本大学駅伝登録メンバーは以下の通り。

薄根 大河(4年)

倉本 晃羽(4年)

馬場 大翔(4年)

浜中  尊(4年)

内堀  勇(3年)

陳内 紫音(3年)

松井 海斗(3年)

宮崎  優(3年)

迎  暖人(3年)

小野 真和(2年)

木村 隆晴(2年)

加嶋  翼(2年)

猿田 創汰(1年)

世利 雄太(1年)

氷見練之介(1年)

林  柚杏(1年)

 全日本大学駅伝は10月7日に選手16人を登録。その中から10月29日正午までに1~8区の選手と補欠5人を登録。レース当日の11月1日の午前6時10~30分に区間登録選手と補欠登録選手を交代できる。

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