◆男子プロゴルフツアー フォーティネット・プレーヤーズ・カップ 最終日(25日、千葉・成田ヒルズCC=7105ヤード、パー71)

 この日が37歳の誕生日の藤本佳則(国際スポーツ振興協会)が、初日から首位を譲らない完全優勝を果たした。5バーディー、ボギーなしの66で回り、通算15アンダーだった。

13年ぶりの復活勝利を手にした5月の関西オープン以来となる今季2勝目、通算4勝目。年間王者を争うポイントランキングは5位から2位に浮上した。

 1番から4連続バーディーでスタートすると、8番パーでピン右5メートルを沈め、前半で5つ伸ばした。後続に2打差をつけて折り返し、そのまま逃げ切った。第1ラウンドからショットは不調。パットでパーを拾いながら、スコアを作ってきた。第3ラウンド後、トップにいることに対して「不思議でしかたがない」と首をかしげたほどだったが、強風が吹いた最終日を経験と技と気持ちで勝ちきった。

 7年ぶりの米ツアー参戦となった2週前のベイカレント・クラシック・レクサスも、藤本に大きな刺激を生んだ。「いろんな選手を見られたし、向上しないとあかん部分も見えた」。プロアマ戦が行われた開幕前日、自身は出場者リストに入っていなかったが、午前6時半にコースに姿を見せた。東北福祉大の2学年後輩の松山英樹、ミンウ・リー(オーストラリア)らの練習を食い入るように見入った。

 誕生日を4日後に控えた開幕前日の21日だった。

1つ年を重ねることに対して「やばいですね。数字だけ見ると40手前ですよ。でも気持ちはまだルーキーです。体は年相応だけど」と笑って言った。「頭を使いながらうまくなっていきたい。今までは、がむしゃらにやってきた。気合と根性だったけど、頭を使わなあかんよねっていう。考えてやらなあかんよねっていう年齢」と口にした。プロ15年目の今も、志にかげりはない。

 藤本佳則「誕生日に優勝できるということはなかなかないと思う。今日37歳なんですけど、本当にいい一日になりました。ありがとうございます。

昨日までは全然当たらなかったのでこんな位置にいるっていうのが信じられなかったんですけど、勝負事なんでね、やっぱり勝ちに行くっていう気持ちはあったので。そのおかげでショットもちょっと当たったんちゃうかなと思っています」

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