◆女子プロゴルフツアー 延田グループ・マスターズGCレディース 最終日(25日、兵庫・マスターズGC=6520ヤード、パー72)

 プロ11年目の33歳、森井あやめ(F&co)が悲願のツアー初優勝を逃した。首位の桑木志帆(大和ハウス工業)と2打差2位から逆転を狙ったが、わずか1打差で敗れ、2位に終わった。

 最終組の1つ前の組で出た森井は序盤から猛チャージした。1番で1・5メートル、2番は1メートルにピタリと寄せて連続バーディー発進。5番で3メートル、9番は1メートルに絡めて前半で4つ伸ばし、桑木と並ぶ首位で折り返した。

 後半は13番で2・5メートル、15番は3メートルのチャンスを決めてバーディー。だが、16番は1メートルのパーパットがカップに蹴られ、17番はアプローチを寄せ切れずに痛恨の連続ボギー。最終18番は4メートルのバーディーパットが打ちきれず、優勝した桑木に1打届かなかった。

 森井は涙を浮かべ「優勝できなかったことが悔しい。16番まで行った時は、あと1個くらいバーディーを取ればいけるかなと思ったけど、そこから取れなかった。最後は緊張した。15番までは褒めてあげたいけど、16番からが課題。もっと練習して、自信をつけて頑張りたい」と話した。

 大阪学院大高時代に交通事故で左手首を負傷。

プロテスト受験は断念し、大阪学院大に進学した。夢を諦めずに2年で中退し、ゴルフ場で働きながらプロテストに挑み、16年に3度目の受検で合格した。だが、シード獲得は一度もなし。下部ツアーでは「予選を通っただけでは赤字で大変です」と経済面の苦労もあった。レギュラーツアーの最高成績は2度の6位。優勝争いと無縁だったプロ11年目で絶好のチャンスが来たが、つかみきれなかった。

 初日に人生初のホールインワンを達成し、67をマークして3位発進。2位をキープした3日目に「今、一番チャンスなので優勝したい。人生を変えたい」と話していた森井は、初優勝こそ逃したものの、確かな存在感を見せた。

 ◆森井 あやめ(もりい・あやめ) 1993年7月9日、大阪・東大阪市出身。33歳。8歳でゴルフを始める。

大阪学院大高を経て大阪学院大に進み、2年で中退。16年に3度目の挑戦でプロテスト合格。24年下部ツアーのヒルズレディースで初優勝。前週までのレギュラーツアー最高成績は26年リゾートトラストレディスなどの6位が2度。師匠は山崎千佳代。趣味は格闘技観戦。163センチ。

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