女子テニスで、26日に開幕する東レ・パンパシフィック・オープン(東京・有明コロシアム)に出場する世界ランキング19位の大坂なおみ(フリー)が25日、会場で会見を開き、「彼は心の師だった。怖いけど、(今度は)私が、若い選手にとって、そのような存在にならないと」と、錦織と同様の存在になることを誓った。

 錦織は、1日の木下グループ・ジャパン・オープン1回戦が現役最後の試合となった。大坂は、同週に、出場義務のあった中国オープン(北京)が開催されていたため、北京の会場で、スマートフォン越しに錦織最後の試合を見た。「(彼を)誇りに思ったし、彼が引退を撤回しない限り、もう2度と彼の試合を見られないと思うと寂しかった」。

 しかし、憧れる人がいなくなるだけではなく、錦織がいなくなることで、同じアジアの若い選手の目が、自分に向けられることへのプレッシャーを感じたという。「私がいい(模範や師に)なれるのかどうか」。

 ただ、試合後の錦織を見て、少し心は和んだ。「とても穏やかで、やり切った感じに見えた。それを見て、私も幸せになれた」。錦織がいなくなった後は、その存在を自分が継ぐ。若い選手やアジアの選手の師になる。その気持ちは固まったようだ。

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