第174回天皇賞(秋)・G1は11月1日、東京競馬場の芝2000メートルで行われる。

 今年の天皇賞・春、大阪杯を勝ったクロワデュノール(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)は、前走の宝塚記念が惜しい2着で、春古馬3冠を逃した。

しかし、G1を4勝の実績はこのメンバーでも断然のもので、広い東京コースなら存分に力を発揮できるはずだ。

 ひと追いごとに気配も上昇してきており、休み明けでも中心はこの馬。勝てば史上初の父子2代天皇賞・春秋連覇の偉業となる。クリスチャン・デムーロ騎手との新コンビにも注目が集まる。

 マスカレードボール(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ドゥラメンテ)は3歳の昨年にこのレースを勝った。今年の2戦は香港のクイーンエリザベス2世C(2着)、イギリスのキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(7着)といずれも海外でのもの。得意の舞台なら巻き返しておかしくない。22、23年に勝ったイクイノックス以来、史上4頭目の天皇賞・秋連覇がかかっている。

 24年の日本ダービー馬ダノンデサイル(牡5歳、栗東・安田翔伍厩舎、父エピファネイア)は昨年のジャパンカップから4戦続けて3着。前走の宝塚記念でも道悪のなか、崩れずに走った安定感は評価できる。1週前追い切りでは好時計が出たように、仕上がりもいい。

 セイウンハーデス(牡7歳、栗東・橋口慎介厩舎、父シルバーステート)は前走の毎日王冠を勝ち、重賞3勝目。

東京コースは3勝を挙げているように得意で、7歳秋でも衰えは全くない。オーナーサイドはこれがラストランとなることを発表している。2009年のカンパニー以来、17年ぶりの毎日王冠からの連勝を狙う。

 3歳世代はリアライズシリウス(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ポエティックフレア)が参戦する。秋初戦の毎日王冠は仕上がり途上だったが、叩いて上向いてきそう。皐月賞はレコードの2着で、世代上位の力があるのは間違いない。ここは真価を問われる一戦となる。

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