湖池屋は今春、ペットフード市場に新規参入した。国産じゃがいもを使った犬用おやつ「わんムーチョ」を日本ペットフードと共同開発し、全国の小売店や湖池屋オンラインショップで販売している。
◆日本ペットフードと協働し、若手社員のアイディアを具現化
2024年頃から構想し、約2年かけて商品化に至った。湖池屋ではマーケティング部や開発部門に配属された社員が自身の商品化アイディアを社長や役員向けに発表する場を設けており、「わんムーチョ」は当時入社2~3年目の若手社員のアイディアを採用したもの。「湖池屋として1からペットフードを作るのはハードルが高いが、既存のスナックブランドを生かすことができないかと考え、日本ペットフード様に協力を仰いだ」(湖池屋)という。チームメンバー同士が知り合いだったこともあって意気投合し、順調にプロジェクトが進んだ。
製品のベース部分となるスナックを湖池屋の「ノンフライ」ラインで製造し、最終的な味付けとパッキングを日本ペットフードの工場で行っている。原料に使う国産じゃがいもには、ヒト用のスナック菓子と同じ品質を使用している。
スナックの「カラムーチョ」や「すっぱムーチョ」は辛みや酸味の引き立つ刺激的な味わいが特徴だが、「わんムーチョ」は犬が安心して食べられるやさしい味わいとした。味付けを担当した日本ペットフードでは、65年以上にわたるドッグフードづくりの経験を生かし、「嗜好性だけでなく健康にも配慮した旨み設計にこだわった。複数の試作品を検証し、実際にワンちゃんに食べてもらいながら好みを見極めた」とする。1本あたり約3cmの食べやすいサイズ感に仕上げ、「チキン&ベジタブル味」と「チーズ味」の2種・各35gを商品化した。
パッケージにも「ムーチョ」ブランドらしさを取り込んだ。スナックでおなじみのキャラクター「ヒー一族」のヒー犬(イヌ)が目を引くデザインとし、保存しやすいジッパー付きのパウチ入りで提案する。販促用の広告やPOPでは、ヒー犬の“実写モデル犬”を起用し、視認性を高める。
発売後の初動は好調だ。4月上旬に開催された展示会「インターペット東京」では連日午前中に完売した。初日に購入した来場者が、翌日まとめて購入するケースも見られたという。「『1個食べたら、もう1個』という“やみつきになるおいしさ”を体感していただけている。インパクトのある商品でありながら、確実にリピートにつながる商品だ」(日本ペットフード)。また現在、湖池屋オンラインショップでは「わんムーチョ 夢中セット」(各35g・各2袋入り)を販売しており、定期的に注文を受けているという。税込1,380円・送料別。
今後は第2弾商品の発売を検討している。「拡大するペット市場へリーチすることは、当社にとっても大きなチャンス。
近年ペットを家族の一員と捉えるペットヒューマニゼーションの考え方が広がる中、ペット市場に進出する食品メーカーが増えている。今年3月には森永製菓が、人と犬が一緒に食べられるおやつを開発した。「ミニムーンライトwithドッグ」や「ワンゼリースティックwithドッグ」など計7品で順調に配荷を進めている。
にんべんは、国内製造のかつお節を100%使用した「かつお粉末」の原料を提供し、新東亜交易が展開するペットの恵み365の猫用スープ「カラダのスープ」3品とのコラボ品が誕生した。4月より販売している。









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