イモトが、かつて24時間テレビでアフリカ最高峰「キリマンジャロ」に一緒に登頂した全盲の立木早絵さんをゲストに迎えて、早絵さんが最近迎え入れたという「盲導犬」について伺いました。

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イモト&立木早絵さんの「盲導犬」の話

24時間テレビでキリマンジャロに一緒に登頂!

イモト:さあ、「イモトアヤコのすっぴんしゃん」。今回は久しぶりにゲストの方をお迎えいたしました。

4年ぶり2回目の登場になります、「立木早絵」さんです!よろしくお願いします!

早絵さん:よろしくお願い致します。立木早絵です。

イモト&立木早絵さんの「盲導犬」の話

イモト:今回で2回目のゲストなんですけど、前回は2022年の8月。

早絵さん:4年前ですか!そんな経っているんですね。

イモト:しかもあの時、「すっぴんしゃん」の放送回数が302回目の時で、今日が放送502回目という(笑)。

早絵さん:おお!すごい!数字が合っていて気持ちが良いですね。

イモト:当時はコロナ禍で。写真を見返すと2人ともマスクをしていて。

早絵さん:外してはいけない時期で。

イモト:2人の間にはパーテーションもあって。それが4年前だって。あの時は、早絵ちゃんと早絵ちゃんママの久味さんも一緒に来ていただいて。

早絵さん:そうなんですよ(笑)。すごい楽しかったです。

イモト:4年前なので、私も息子が産まれたばかりの時期で。早絵ちゃんママの久味さんにシッターをお願いしてい棚から家族ぐるみでお付き合いをしているんですよという話をして。今もそれは続いているんですけど。

早絵さん:ますます仲良くしていただいて。

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イモト:お付き合いがこんなに続くとはね。元々は15年前の24時間テレビでキリマンジャロに一緒に登頂するという企画で出会って。その前に訓練で富士山には行ったけど、ほぼ初登山?

早絵さん:そうですね。懐かしいです。ほんとに良い思い出で。今でも背中を押してもらえている気がします。

イモト:あれは大変だったけど、良かったね。前回の振り返りでいうと、「すっぴんしゃん」で“パン祭り”という企画が流行っていて(笑)。リスナーの皆さん、番組スタッフ、私とそれぞれが推しのパンを紹介するというので、早絵ちゃんもパンがめっちゃ好きで。

早絵さん:好きですね。

イモト:早絵ちゃんが好きなパン=「太っちょ王様のあん食パン」というあんこが練り込んでいるパンとか、あとは「マジカルチョコリング」とか。懐かしいね。

早絵さん:たくさん紹介させていただいて。好きなパンが多すぎて(笑)。

早絵さんは日本初の点字で「宅建」資格取得者!

イモト:で、早絵ちゃんは地元が和歌山なんだけど18歳から東京に出てきて、シンガーソングライターとして活躍する一方で、すごく勉強家で。いろんな資格も取っているんだよね。私は間近で見ていてすごいなと思っていました。持っている資格を教えていただいていいですか?

早絵さん:「英検準一級」・・・これは25歳くらい、大人になってから取りました。それと「ファイナンシャルプランナー」の資格と、あとは「宅建」を取りました。

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イモト:そうだそうだ。これがすごいのよ!キリマンジャロに一緒に登った時もそうだけど早絵ちゃんは目にハンデがあるんですけど、資格はどのように勉強しているの?

早絵さん:今、耳で読書が流行っているじゃないですか。そういうのを活用したり、iPhoneで教材を聴いたり。

イモト:私の感覚で小説とかは耳で聴いても内容が入ってくる感じはするんだけど、問題文を聞くってこと?

早絵さん:それもしますね。あとは点字も使います。なので、「宅建」は点字で受かったのが初めてだったんです。

イモト:そう!日本で初めてなんだよね!?宅建ってめっちゃむずいのに。すごいよね。

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早絵さん:大人になると好きなことを学べるので、それが嬉しくって。

イモト:もともと「ファイナンシャルプランナー」の資格を取って、その後に不動産も勉強してみようということだったんだっけ?

早絵さん:そうですね。それと、当時住んでいたマンションの家賃の値上げを急にされまして。交渉したいと思いつつ、何も言えなくて。

そこはやっぱり知識がいるなと思って。それで宅建を取りたい!と思いました。どこでスイッチが入るの!?って(笑)。

イモト:すごくない!?独特だけど実際に宅建を取っているんだもん!日本で初めてなんだよね。難しかった?

早絵さん:先日難しかったけど、興味ある分野だったので勉強は楽しかったですね。

イモト:うちの息子が赤ちゃんの時に久味さんとウチに来てくれて。ウチで勉強もしてたんだよね?

早絵さん:そうなんですよ!Q太郎君がたくさん昼寝をする子でしたよね(笑)。その間に横で静かに勉強していてとても捗りました!あとはイモトさんのデスクでも。

イモト:それも私の自慢ポイントですね。で、宅建を取ったということで最近新たな発信というところで挑戦していることがあるんですよね?

早絵さん:そうですね、「立木早絵の宅建チャンネル」というのを始めまして。インスタグラムとTikTokで。宅建のあるあるや勉強方法を発信し始めました。

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「盲導犬エルくん」もスタジオに!

イモト:で、今回の本題なんですけど、その「立木早絵の宅建チャンネル」の動画にも映っているので見ている方はわかると思うんですけど、ワンちゃんが一緒に映っていて。それが「盲導犬」の“エル”くんなんですよね。

早絵さん:はい。

イモト:早絵ちゃんは少し前から「盲導犬」の“エル”くんを迎え入れて一緒に生活をしているということで、私自身も、早絵ちゃんや“エル”くんきっかけで、「盲導犬」の知らなかったことや、知っておいた方がいいことが色々とわかったので、ぜひリスナーさんとも共有したいなと思って、今回ゲストに来ていただきました。

早絵さん:ありがとうございます。

イモト:今、ラジオのブース内のテーブルの下に・・・

早絵さん:私の足元に「盲導犬」の“エル”くんがいます。

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イモト:大人しいよね。落ち着いていて良い子ですね~。

早絵さん:落ち着いています、伏せをしています。

イモト:全然吠えることも無いですよね。

「盲導犬」の登録から迎え入れるまで

イモト:今回は早絵ちゃんとエルくんは私のクルマに一緒に乗ってきて、TBSに入ってきて駐車場からスタジオまで来て。TBSに盲導犬が入る機会もなかなか無いと思う。お、今エルくんが喜んで尻尾をブンブン振っている(笑)。

早絵さん:エルくん、嬉しいねー。

イモト:そもそも早絵ちゃんが「盲導犬」を迎え入れようと思ったきっかけは何だったんですか?

早絵さん:私はもともと犬が大好きでペットも飼っていたんですけど、ワンちゃんと歩けたら楽しいだろうなあと思ったというのが単純な理由ですね。

イモト:実際に迎え入れようとして動き出したのっていつだったんだっけ?

早絵さん:“待機期間”というのがありまして、すぐにワンちゃんと出会えないことも多いんですね。なので、私が登録して2年半くらい待ちました。

イモト:え~、登録してから盲導犬が来るまでに2年半!? じゃあ、人にもよると思うけど、盲導犬と生活したいと思ってまずやることは教会に登録する、と。

早絵さん:そうですね。盲導犬の協会も今は11団体ありまして。そこの協会によって方針が違ったり、いろんな違いがあるのでまずはそこの選択して、その協会さんに登録させてもらうという流れですね。

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イモト:なるほどね。じゃあ、早絵ちゃんも何箇所か団体を調べたの?

早絵さん:すごい調べました!

イモト:登録から盲導犬が来るまでの期間は人によって違うのかな?

早絵さん:そうですね。たとえば、盲導犬が“仕上がるタイミング”。それで盲導犬になれる頭数もその時によって違うので。ちなみにエルは、6頭の男の子の兄弟でエルだけが盲導犬になりました。

イモト:え!?6頭の兄弟はみんな盲導犬の訓練を受けたの?

早絵さん:そうですね。盲導犬候補でした。

イモト:盲導犬に向いているというのはどれくらいでわかるんだろう?

早絵さん:私が登録している協会は、6回くらいテストがあってそこで合格して。たとえば、歩くのがすごくイヤな子とか、待っているの子がつらい子とかに無理に盲導犬になってもらうのは違うので。エルはお出かけも大好きだし、今待っているのも落ち着いていてそんなにイヤじゃないと思うんですよね。いろんな人を見ながら尻尾を振っていて。

イモト:うん、そう見える。

早絵さん:だから、歩行だけではなくていろんな面で適しているか、違う道の方がいいか、そういう所を見ているんだと思います。

イモト:昔、ドラマで見たんだけど、1年間くらい“パピー”というのも経験しているのかな?

早絵さん:そうですね。パピーウォーカーさんに預かってもらって、とにかく楽しいことを経験させてもらって。エルくんも1歳まではお世話になりました。そこから協会で訓練がスタートですね。私の元に来たのは2歳になってからです。

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イモト:で、早絵ちゃんのところに来てからどれくらい経ったんだっけ?

早絵さん:5ヶ月です。

イモト:まだ半年弱か。私は色々と聴いてはいたんだけど、盲導犬がいきなりに家に来るということでは無かったじゃない。早絵ちゃんも協会に行って訓練する機会があるんだよね?

早絵さん:そうです、泊まり込みで。うちの協会は2週間、泊まり込みで訓練してきました。

イモト:先日そこではどんなことをするの?

早絵さん:お世話もそうですし、歩くのももちろんそうですし、絆を深めていく、信頼関係を作っていくというのがその期間が必要ないちばん理由だと思います。

イモト:その中で、いきなりエルくんだったの?

早絵さん:候補の子は数頭いまして、その中でどの子が私と歩いてくれるのに合うかというのをマッチングしていただいて、エルに決まりました。

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イモト:それって早絵ちゃんがエルくんがいい!っていう選び方は出来ないということだよね?どっちかというと、誰かが客観的に見て早絵ちゃんとエルくんで!ということ?

早絵さん:意見は聞いていただきました。それは歩くスピードだったり、あとは私の職業だったりとか、どういう生活をしているかとか、いろんなことを含めてお話をしましたし、最終的にはマッチングさせていただくという感じでしたね。

イモト:うーん、それが2週間か。で、そのあとは・・・

早絵さん:私の自宅周りを2週間。

イモト:そうか、計1ヶ月か。

早絵さん:そうですね。どこの協会でも4週間の訓練は受けなければいけない決まりがあって。

イモト:これはほとんど無いと思うけど、4週間でちょっと今回は・・・みたいなこともあるのかな?

早絵さん:少ないけど、あるみたいです。

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早絵さんと「盲導犬エル」くんの生活

イモト:実際に今、5ヶ月間エルくんと生活してみてどう?

早絵さん:とにかく楽しいし、笑うことも増えましたね。盲導犬と歩くのももちろん楽しいですし、私もまだユーザーになって5ヶ月だし、エルも盲導犬デビューして5ヶ月なので、まだまだ2人とも新人で。とにかく毎日、いろんな発見があって、いろんなことを学びながら、まだまだ成長している段階ですね。

イモト:エルくんの性格は?

早絵さん:ほんとに純粋!ハッピーですね。エルの尻尾を見ていると、とても元気になります。朝起きても、先にエルが目を覚まして私が早く起きないかなと待っているんですね。

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イモト:めっちゃかわいいね!

早絵さん:私がもうちょっと寝たい時はそっとケータイを触って確認して。起きた!と思うと尻尾がパタパタなり始めるので寝たフリしながら(笑)。そういう1日のスタートだから楽しいんですよ。

イモト:エルくんの1日のルーティーンは?

早絵さん:朝起きて、まずおトイレして、ごはん食べて、歯磨きをします。そしてブラッシングして。歯磨きやブラッシングはいろんな場所にどこにでも行くので、なるべく清潔に保つために毎日欠かさずやっていますね。例えば1日おうちにいる日だったら、お散歩に行こうねって言ってしっかり歩いたり。あとは私のお仕事だったり、予定に合わせて一緒にお出かけしていますね。

イモト:エルくんは夜は何時くらいに寝るの?

早絵さん:早いんですよ、8時、9時に寝るんですよ。

イモト:朝は何時に起きるんだっけ?

早絵さん:朝は6時くらいには起きたいんだと思います。

イモト:一緒に生活してくると、だんだんと早絵ちゃんとエルくんの性格は似てくるの?

早絵さん:通じるところがあって。私がけっこう心配性なので、私と出会った時よりエルも心配性になってきて。

イモト:リンクするのかな!?

早絵さん:そうですね。私の表情を見たり、いろんなところから伝わるんでしょうけど。お互いに(大丈夫だよ)って言いながら歩いているような感じですよね。お互いにまだ5ヶ月なので、一緒に成長していく感じがあります。

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盲導犬の「ハーネスの役割」「洋服を着る理由」

イモト:今回早絵ちゃんがTBSにお仕事で来てもらって。エルくんはハーネスが付けていて。このハーネスが付いている時は“早絵ちゃんがお仕事中”というのをエルくんは認識しているのかな?

早絵さん:はい、そうですね。

イモト:うちに来た時にハーネスを外す時があるけど、ハーネスを外すとエルくんもリラックスモードに?

早絵さん:オフですね。かなりリラックスします(笑)。

イモト:今日エルくんは青のドットがきれいな洋服を着てきたけど、毎日何か着るということ?

早絵さん:これは“マナーコート”といって、両手両足に袖があるんです。いろんな所に行くのでなるべく毛が落ちないようにマナーの服。これを着てお出かけするようにしていますね。今日は私もドットなので合わせて(笑)。

イモト&立木早絵さんの「盲導犬」の話

イモト:エルくんとリンクコーデしてるんだ!めっちゃかわいいじゃん!

早絵さん:そういうことも楽しみながら。イモトさんにも服をプレゼントしていただいて。お散歩で着たり、家の中で着たり。

イモト:私は早絵ちゃんやエルくんと出会うまで盲導犬と触れる機会が無く、最初どう触れていいかがわからなくて。エルくんが普通にかわいいから触りたくなるというか。それは、早絵ちゃんやエルくんにとってすごく“危険なこと”なんだということを勉強になったの。

早絵さん:特に歩いているときは、私たちが頭の中に地図を描いて・・・(エルくん:ぐぅぅぅぅ)これは寝返りの声ですね(笑)。

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イモト:寝返りの声なんだ。

早絵さん:エルは道があると“道があるよ!”って教えてくれるんですね。それで、“真っ直ぐ行って”“左に曲がろうね”という指示を出して2人で歩いていくんです。私が“3つ目の角を曲がろう”と思っていても、エルが3つ目を勘違いしてひとつ飛ばして4つ目を曲がったりして迷ってしまうことに。それって、気が散ってしまうとそういうことが起こりやすいので。例えば、エルに声をかけてもらったり、触ってもらったり。エルの仕事中はそういうことをしてもらうとちょっと困ってしまうことがありますね。

イモト:そうだよね。

早絵さん:エルが階段を教えてくれるんですけど、それを忘れてしまうと、落ちちゃうことも考えられるので少し危険なことになります。

イモト:ハーネスを付けている盲導犬を見た時は、周りの人は適度な距離を持って見守ると。

早絵さん:エルは見ていただくと、それだけでとても嬉しいので。尻尾を振りながら得意げに歩くと思います(笑)。

イモト:エルくんを見て(かわいいな!)と思って声をかけたくなる気持ちがあるけど、それをすることによって危険になるということだもんね。そこはしっかり理解すべきことだよね。

早絵さん:そうですね。

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イモト息子Q太郎くんと盲導犬エルくん

イモト:エルくんが早絵ちゃんのところに半年前くらいに来て、うちの息子のQ太郎もエルくんがうちに来ることをすごく楽しみにしていて。来るたびにすごくテンションが上がっているの。Q太郎もほんとはエルくんに触りたくてしょうがないんだけど(笑)。

早絵さん:エルがちょっと大きいから、ちょっとびっくりしながらちょっとずつ近づいてきてくれてますね(笑)。

イモト:触っていい時と触ってはダメな時がそこはしっかり伝えて。

早絵さん:難しいですよね。

イモト:子どもは特にね。そこは知っている人が教えていくしかないもんね。

早絵さん:知ってもらえるといいですね。

イモト:だから、<早絵ちゃんちにはエル君がいて、なんでうちにはいないの!?><エルくんに会いたいな>っていつも言っている(笑)。

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早絵さん:嬉しいですね。

イモト:前にワンワンワールドに行った時に、犬との初対面の挨拶の仕方を教わって。手をグーにして口に近づけてペロってしたら、“はじめまして”なんだよね? そういうのを覚えて。

早絵さん:そうですね。グーで挨拶してもらう感じです。

イモト:もちろん、お仕事中以外の時だよね。

早絵さん:そうです。

来週も立木早絵さんがゲスト!イモトの目に涙が・・・!?

イモト:まだまだ聞きたいことがたくさんあるので、来週もエルくんも一緒にいいですか!

早絵さん:よろしくお願いします。

イモト&立木早絵さんの「盲導犬」の話

(TBSラジオ『イモトアヤコのすっぴんしゃん』より抜粋

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