東京スカパラダイスオーケストラ結成35周年!今でも飲みに行くし、大きなケンカにはならないのはどうして?

向井(パンサー):おふたり、それぞれスカパラに入った年次がちょっと違いますが、35年、もうほぼずっとやってらっしゃいますけど、入ったときは20代?

川上(スカパラ/ベース):はい。20歳ぐらいですね。

NARGO(スカパラ/トランペット):僕も21位でしたかね。

大学生でしたね。半分ぐらい大学生ですね。

向井:35年やるってどうですか?

NARGO:いやもうびっくりですね。いつの間にか。

川上:そう。学校みたいに年が上がってったりとかしないんで、気付いたらもうそんな経ってる?って感じですね。

向井:20代で一緒にいるときと、35年経って一緒にいる。その在り方って変わりますか?

NARGO:そうですね。歴史的にね、色んな事がありましたんで、やっぱそういう事を経て、強くはなってきてるかなっていう気がしますね。

川上:そうですね。でもなんか男子校みたいなノリなんで。

NARGO:ありますね。

川上:なんか友達が一杯いる!みたいな感じのいい年してんのに、未だに何か学生ノリの。

NARGO:そうですね。

向井:も残ってるんですか!

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川上:まだメンバーで飲みに行ったりもするとかもありますんで。

向井:僕らも3人組ではありますけど、20代のときはちょっとバチバチっと。いいモノを作ろうということが根底にありますけど、ちょっと負けたくないなとかもありつつ、だんだん40に近づいてくると、なんかいい意味でお互いのことを尊重するというか、得意なこともわかってきて、みたいな。ちょっと変化が僕らはあるんですけど、スカパラさんの中ではどうですか?

川上:どうですかね。

NARGO:でも、尊重はしてますね。

川上:尊重は大事ですね。やっぱりグループをやっていく上では。お互いに「ココのこの人は良いよね」っていうのでめっちゃ褒めますね。

向井:へー!お互いを?

川上:すごい褒めますね。「あそこ良かったよ!」とか言っちゃう。

毎回ライブの度、終わった後とかに、褒めまくりますね。

向井:それは昔からですか?

川上:昔っから。

NARGO:でも、だんだんそうなっていったんですかね。

向井:ぶつかる事とかってないんですか?

滝沢:喧嘩とかもありそう。

NARGO:あんまりないですね。例えば、3人4人とかだと、ぶつかると周りと険悪なムードになりそうな雰囲気あると思うんですけども僕らの9人いるので、何となくこっちでちょっと険悪なムードになりそうになってても、なんかこっちでゲラゲラ笑ってる人がいたりとかするので。

あんまり深くまでいかないというか。なんか悩んでるのがちょっとアホらしくなる。

川上:あっちで大爆笑してるから。だんだんそっちが気になってきて。

一同:(笑)

向井:なるほど!

川上:何で言いあってたんだっけ?みたいな。

スカパラデビュー35周年「今でも飲みに行く」

スカパラが今のメンバー構成になるまで!「芋づる式に」

向井:NARGOさんがスカパラ入るきっかけっていうのは?

NARGO:スカパラって不思議なバンドで、ある人がある人を知り合いを引っ張ってきてみたいな感じでそういうのがだんだんだんだん繋がって、芋づる式にできたんです。

向井:そうなんですね!

滝沢:へー!

NARGO:なので、僕はトロンボーンの北原さんが呼んでくれたんで「ちょっと面白そうだな」と思って行ってみたらめちゃめちゃ面白い人たちが集まってたんで、これちょっと続けたいな、と思って。それから35年経っちゃういました。

向井:そういうきっかけなんですね!「どう?やってみない?」みたいな。引っ張ってくるというか「ちょっと演奏してみたら?」みたいな。

NARGO:そうですね。「ちょっとデモテープ作ってみない?」って呼ばれたんです。そしたら「入る」とか何とも言ってないのに「次ライブ、ここね」って言われて。

向井:もう入ってたんですか(笑)

NARGO:「あれ?俺どこで入ったんだっけ」みたいな。

向井:正式に加入!みたいな感じではないんですね。

NARGO:そうなんですよ。あんまり線がなかったんですよね。

スカパラデビュー35周年「今でも飲みに行く」