ケイティ・ペリーが、アメリカのロサンゼルス市長選挙で政治家のリック・カルーソ氏に投票したことを自身のInstagramで明らかにした。リック氏は以前から女性の中絶の権利に反対する政治家を支持していたため、女性ファンから「ケイティは女性の味方だと思ってたのにガッカリ」と非難の声が相次いでいる。


世界中から人気を集める歌手ケイティ・ペリーは、2019年に俳優のオーランド・ブルームと婚約、翌年にはケイティにとって第1子となる愛娘デイジーちゃんが誕生した

そんなケイティが、現地時間8日に行われた米ロサンゼルス市長選の投票に行ったことをInstagramで報告した。今回の市長選は不動産業で成功を収めた億万長者のリック・カルーソ氏と黒人女性議員のカレン・バス氏の一騎討ちとなっている。

ケイティはリック氏の名前を選んで自ら親指を立てている写真をInstagramに投稿。リック氏に投票したことを明らかにし、このように綴った。

「数多の理由(ニュースで見てね)があって投票しているけど、今ロサンゼルスがめちゃくちゃな状態だっていうのが一番の理由ね。」

しかしこれに対して、女性ファンから多くの批判の声があがった。
その理由は、リック氏が以前から中絶の権利に反対する多くの共和党員に寄付をしてきたからだ。

アメリカでは今年6月24日、妊娠中絶の権利を認めた1973年の「ロー対ウェイド判決」は違憲にあたると米連邦最高裁が判決を覆し人工中絶を受ける権利を否定したことが大きな話題となったが、多くの人がこの決定に反対の声をあげている。

ケイティもその1人で今年のアメリカの独立記念日に、中絶を選ぶ権利がなくなったことについて自身のヒット曲『Firework』の歌詞を引用してこうツイートしていた。

「『Baby, you’re a firework』は10点満点だけど、アメリカの女性は線香花火くらい少ない権利しかないわね。」


そんな賛成派だったケイティが反対派のリック氏に投票したことで、ファンからは失望の声があがっている。

「ケイティ、嘘でしょ? 女性の味方だと思ってたのにがっかりだわ」
「言ってることとやってることが支離滅裂」
「私達女性は自分の命にリスクが伴う妊娠でも中絶できないってことなのよ? デイジーちゃんの将来も考えて投票してほしいわ」

ちなみにリック氏は、ケイティだけでなくイーロン・マスクキム・カーダシアングウィネス・パルトロウなどのセレブからも支持されている。

画像2、3枚目は『KATY PERRY 2022年11月8日付Instagram「usI am voting for a myriad of reasons (see the news) but in particular because Los Angeles is a hot mess atm.」』『Rick Caruso 2022年10月5日付Instagram「The choice in this race is clear.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Tina)