向こう一週間は、全国的に寒暖差が大きいでしょう。期間の中ごろまでは寒気の影響を受けやすいですが、その後は暖かい空気に覆われやすくなる見込みです。
20日(水)~21(木)は全国的に荒天・低温 大雪や暴風の恐れ
○19日(火)
日本海を進む低気圧に向かって、湿った空気が流れ込む見込みです。北海道は晴れ間が広がりますが、そのほかは雲が広がりやすく、雨の降る所があるでしょう。日本海側を中心に大気の状態が不安定になり、カミナリや竜巻などの激しい突風を伴う恐れがあります。
○20日(水)~21日(木)
先行する低気圧が日本の東へ遠ざかったあと、別の低気圧が発達しながら本州へ接近・通過し、次第に強い冬型の気圧配置になる見込みです。九州や東海など、日差しが届く所はあるものの、雪や雨の降る所もあるでしょう。
○22日(金)
移動性の高気圧に覆われるため、九州から関東は晴れて、朝は底冷えとなるでしょう。新潟の雪も次第にやむ見込みです。
○23日(土)~25日(月)
西から前線が近づき、南から暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。
24日(日)頃からかなりの高温傾向
今日18日、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表しました。この情報は、その時期としては10年に一度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
24日(日)頃からは、関東~九州、沖縄・奄美では暖かい空気に覆われやすく、かなりの高温になると予想されています。今日18日(月)から22日(金)頃までは寒の戻りで、桜の蕾の生長は足踏み状態ですが、今週末以降は開花に向けて一気に加速していくことになりそうです。
19日(火)夜~20日(水) 西日本を中心に黄砂飛来の可能性
19日(火)の夜から20日(水)にかけては、西日本を中心に大陸から黄砂が飛来する可能性があり、花粉症の方は症状が強く出る恐れがあります。
また、桜の開花が近づく一方で、ヒノキ花粉の飛散も迫っており、すでに飛散が始まっている所があります。向こう一週間は、スギ花粉に加えてヒノキ花粉の飛散が始まる所も徐々に増えてくるでしょう。ヒノキ花粉症の方も早めに対策をなさってください。
黄砂や花粉を防いで快適な生活を
春は、黄砂や花粉が飛びやすいシーズンです。黄砂や花粉をなるべく防ぐには、以下のような対策がおすすめです。
① 外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段から、この習慣を心がけていただきたいものです。
② 新型コロナウイルス感染予防のためにも、こまめな換気が求められていますが、窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けても、レースのカーテンをするだけで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
③ 洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。