タイ警察は、東部チョンブリー県サッタヒープ郡で交通事故を起こした中国人の男(31)の車や自宅から大量の武器が見つかり、違法武器所持の疑いで男を逮捕した。警察は、武器密輸組織の関与やテロ計画容疑など、犯行動機の解明を進めている。


公共放送PBSの報道によると、警察は9日、同郡で交通事故を起こした車の車内から、銃器と複数の弾薬を発見。同県バーンラムン郡にある運転手の中国人、ミン・チェン・サン容疑者の自宅を捜索し、大量の武器と爆発物を発見した。

警察は男の身柄を拘束。登録許可の無い銃器・弾薬の所持と公共空間での銃器携帯、爆発物所持の罪などで、男をパタヤ地方裁判所に送致した。

男の自宅から見つかったのは、M4ライフル銃2丁や弾倉13個、C4手榴弾4個(約3.6キログラム)、対人手榴弾4個、爆発物2個を取り付けた防弾チョッキなど。タイ陸軍兵器部で軍事用に製造した刻印のある5.56ミリ弾も発見された。

当局が男の携帯電話を調べたところ、重要拠点での破壊工作の戦略や、C4爆弾の破壊力についてチャットGPTと会話した記録もあった。

男は2020年、観光ビザで初めてタイに入国し、頻繁に出入国していた。バーンラムン郡の自宅は2年前から賃貸している物件で、直近の入国は1月27日。タイに最長5年間滞在できる長期ビザを所有している。

男は中国とカンボジアのパスポートと、タイ国籍者以外の国民身分証明書(ピンクカード)を所持。2023年には、バンコクのクローンサームワー区とチェンマイ県チェンダオ郡に住民登録していたことが分かった。

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